lulu_batailleの日記

日々起こった事、思った事を記していきます。

3人を見送る

Yちゃん以外の3人は空港へ向かった。朝が早い便なので、空港近くのホテルで泊まるそうである。Yちゃんはここに金曜日まで滞在する。R君とKちゃんがとても居心地がいい、と言ってくれていた、とYちゃんから聞いた。

この家は至る所に段差があるのだが、建築士さんがそうした理由の一つが、人が来ても何処でも腰掛けて話せるように、だった。勿論私は受け入れると決めた場合だけだけど、ここは人が訪れて、ひとときを過ごす場所なんだろう。

夜の庭から撮った家の写真である。白熱燈の光っていいな、と改めて思った。

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明日、瑞麗さんは日本舞踊の会で受付に立つので、その時に着るゆかたの中に着る衣を高島屋へ買いに出かけた。木屋町の辺りに咲いている桜の木が綺麗だったので写真を撮ろうとしたらiPhoneを持って来ていなかった。

 

 

2つの町家へ訪れる

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Yちゃんたちが家を見に行くので、もう一度付き合わせて貰った。

物件に近いバス停で午後6時に待ち合わせをした。私は南森町から電車を乗り継いで向かった。待ち合わせの場所に着くと、既にYちゃん家族と不動産会社の社員の方、建築士さんが来られて名刺交換をされていた。私も建築士さんの新しい名刺を頂いた。

最初は町家専門の不動産会社が扱っている物件だった。私は拝見するのは初めてである。千本通からかなり長い間、車は入れない路地を西へ入っていった。その物件は路地の角に立っていた。間口がとても広く、奥行きはあまりない。平屋なので外から見ると狭そうに感じた。しかし中に入ると全く違う印象を受けた。

遅くとも大正時代に建築されたそうである。とても古い新聞紙が壁に貼られていて、不動産会社さんが発行日を確認したらやはり大正の年号だった。新聞紙の破片が壁とともに剥がれて落ちていたので、断片を少し貰いポケットに入れた。既に暗くなっていたので、携帯のライトを付けながら中で歩き回った。床は少し残っていたが、壁の片面はなく、ビニールシートがかけられていた。真ん中に土間があり、そこには機織り機が置かれていたそうである。その空間はYちゃんの仕事場に適しているね、と話していた。

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外からの印象よりずっと広々としていた。ここなら採光するのは難しくない、とおっしゃっていた。床に上がったり、土間へ降りたりが楽しくて、にやにやしていたらYちゃんに「楽しそうだね。」と言われた。中を見学した後、周辺をみんなで歩き回った。周りは沢山のお寺に囲まれていてとても静かだった。なかなか個性的な鳥居があったりして面白かった。

 

不動産会社さんと別れ、次の物件へ向かった。ここは前にも訪れた元西陣織の工房兼住居だった家である。ご主人が在宅されているという事で、不動産会社の人は来ず、直接家へ向かった。2つ目の物件に到着する頃には日は完全に落ちていた。私は一度見せて貰っていたので冷静だったが、機織り機と、繭から糸を紡いていく機械をが置いてあるロフトへ上がると、またそのフォルムに感動せずにはいられなかった。

ご主人は彼の父親の仕事の事や年少の頃の家の様子などを話してくれた。家のいたるところに、彼が小学校時代に使っていた、ステッカーやシールが貼られた机や、読んでいたと思われる雑誌が入った本棚などがそのまま残っていた。40年前に止まったまま動いていない機織り機とともに、時が完全に止まっているのを見て、切なくなってしまった。この家が売れれば、私と同年代と思われるご主人も、やっと解放されるのかもしれない。

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2軒目の物件を出てから、Yちゃんが予約をしていてくれた「アジェ」へ向かった。前夫と龍玖、瑞麗さんは先に到着していた。Yちゃんがオーダーを取り仕切ってくれたので、今まで食べた事のないホルモンが出てきた。私はひたすら焼き続けていた。オイキムチがとても美味しかった。Yちゃんのご主人のMさんが、私の隣に座っておられた建築士さんを、目を細めながら眺めている姿が印象的だった。

 

 

我感觉时间过得越来越快了

時間が経つのが早すぎて怖い。

こちらへ帰って来たばかりの時は、隣の家の裏にある木蓮が綺麗な花をつけていたが、今は殆ど枯れてしまった。

今週末は復活祭である。結局エッグハンティングは瑞麗さんだけでするらしい。

今朝は龍玖の学校へ修学旅行の代金を支払いに行く。明日から2泊3日で沖縄で宿泊訓練があるのである。午前11時前に家を出て、研修へ向かう。

午後6時に千本通にあるドラッグストアそばでYちゃんとMさん、そして私の家の改修の設計をして貰った建築士さんと待ち合わせをしている。今晩は2件の物件に再訪し、建築士さんの意見を伺う事になっている。Yちゃんたちが利用している、2つの不動産会社のうちの一つの彼女たちの担当の人が、建築士さんの大ファンだそうで、今日会える、という事でかなり興奮しているらしい。私もお会いするのは3年ぶりである。今は京都と名古屋を行ったり来たりされている忙しい中、時間を取って貰えた、とYちゃんは喜んでいる。私は雑誌の取材以来、3年ぶりにお会いする。とても楽しみである。

もう忙し過ぎて訳が分からなくなっている。パニックに陥りそうになるので、マタイ受難曲を聞きながら心を落ち着かせている。

 

 

少しずつ花見をする

落ち着いて桜を観る時間があまりない。

少し時間があると立ち止まり、5分くらい桜を眺めている。

月曜日に朝早く起きて賀茂川へ行ってきた。

自転車を止めて15分だけ眺めていた。

昨日から大阪で仕事の研修が始まった。暫くの間、電車の窓から桜が咲いているのを観るのが楽しみである。

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苔が入る

昨日の昼過ぎに庭師さんがアメリカ人のジャーナリストを連れてきた。

庭についてオンラインで情報誌を発行されているらしい。1時間くらい庭で取材を行った後、2人は大徳寺へ行っていた。

また戻って来た時には苔の入ったトレイを5枚持ってきていた。前回草抜きをしに来られた時、庭に苔を入れたいなーなんて思っているのですが、と控え目にお願いされた。値段を訊いた後、苔でドクダミなどを抑える役目をするのなら、と考え承諾したのである。

家に剪定などで来られる日も、何かしら山野草を持って来られる。その時もにっこりされているのだけど、月曜日の時は満面の笑みを浮かべながら、苔のトレイとともにやって来られたのでちょっと面白かった。

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ドアベルが壊れる

昨晩はライターのMさんと会っていた。

午後11時半頃に帰って来たら家の中が真っ暗だった。先週からブレーカーが落ちる事が多発していたので、また落ちたんだな、と思い、ブレーカーのある箱を開け、主幹ブレーカーを上げようとしたが上がらなかった。Yちゃんが部屋から出てきて少し話をした。もう遅いので先に眠る事にした。

今朝5時半に起きて緊急問い合わせ番号に電話をかけ、指示の元色々触ったら、18個のブレーカーのうち1つに問題がある事がわかった。その1つだけOFFにして龍玖のお弁当と朝ごはんを作った。玄関、2畳間の電気とともにWIFIも落ちていたので、龍玖も瑞麗さんも静かに学校へ行く支度をして出かけて行った。

アベルから繋がる配線から漏電している、という事で、それを外して貰った。線を引き直さないといけないけれど、差し当たって必要ないかな、と思い暫く様子を見る事にした。

 

音に溺れる

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Yさんのコンサートへ行って来た。

前半に演奏されたクセナキスは想像していたよりも更に複雑な、Yさんが作曲家の紹介で話していた通り、音の洪水だった。

本来は腕が4本ないと演奏が不可能と言われている「エヴリアリ」を聴いた。楽譜がまた恐ろしく美しい。パリの図書館にもクセナキスの楽譜は沢山保管されている。

後半はクセナキスの弟子というデュサパンという作曲家の作品が演奏された。最後のバピアノとバイオリン、チェロによる「トリオ・ロンバック」が好きだった。

 

帰りは満開の桜を眺めながら疎水の傍を歩いた。こちらでも溺れそうな感覚を覚えた。

 

 

 

eases up

昨日に引き続き今朝も雨が降っている。

天気予報では昼前には止むらしい。

昨日は昼前から日が落ちるまで大阪にいた。電車から垣間見る桜並木の全てが満開だった。今日はYさんのピアノリサイタルがある。自転車で行きたいので、それまでに雨が止むように祈っている。

YちゃんとKちゃん、R君が午後1時頃やってくる。KちゃんとR君は来週の日曜日まで一週間滞在する。今日は一旦荷物を置いてからロームシアターへ向かうそうである。

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毎日忙しい。それはいいのだけど、家が散らかり放題なのが辛い。少しずつ片していても他の人たちがまたカオスへ戻してしまう。

Dürerの動物シリーズの木版画エッチングではなかった)を眺めるのが今の楽しみとなっている。

Rhinocerosはかなり影響力が大きかった作品みたいで、英語版のwikipediaに記事がある。

Dürer's Rhinoceros - Wikipedia

16世紀初めに制作された作品なので、実際のサイとは違う。鎧をつけているみたいでかっこいい。

Stilled

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日曜日の午前中、Yちゃんに付き添いで物件を見に行った。

3件見たのだが、その中に彼女がずっと気になっている家があった。平屋で西陣織の工場にもなっていた家である。家主の方は平日は仕事で不在なので、やっとみられる、とYちゃんが楽しみにしていた。

その家には最後に訪れた。外は普通の平屋の町家という印象だったが、中に入ると思ったより天井が高く広々としていた。築120年ではないか、と言われているそうである。あまり改修はされておらず、井戸があったり、提灯を仕舞って置く箱が備え付けられていたり、と意匠が所々に見られた。

ロフトが2箇所あった。そのどちらにも立派な織り機が置かれていた。その形状が美しいので写真を撮らせて貰った。私にもかなり居心地の良い空間だった。

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今週末、Yちゃんのご主人のMさんと訪れるそうである。

 

Captured (Barely)

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オランジェリー美術館へは20回位訪れた。パリにいる間、自分のための記録として「睡蓮」を写真として収める事が出来るだろうか、と考えていた。全体を捉える事は勿論不可能なので、せめて断片だけでも写真に残し、持ち続けられないかと思い、アングルを変えて撮っていった。ほんの一部だけど、自分の持つ睡蓮の印象に近い写真が撮れた。

昨日庭師さんが来て、庭の草抜きと無駄な枝を落として行かれた。帰国する直前、雑誌の出版社に送付するために写真を送って欲しい、と頼まれていたのだが、まだしていなかった。庭師さんも自ら全体の写真を撮っておられたが、彼も植物の写真は苦手、とおっしゃっていた。

庭師さん一家は先月京都へ引っ越して来られたばかりである。彼の自宅がある岩倉からここまで15分で来れるそうである。庭師さんが手前に植えているススキ数種を整えている間、私もデッキに座り込んで話をした。

庭師はあまり自分のエゴを投影してはいけない、という事をおっしゃっていた。庭へは新たに植物を植えたり、と自分で手を加えていく人が多く、仕事を終えられてからも年に一度、剪定を頼まれたらいい方らしい。私の母は自分の庭にかなりの種類の植物を植えているので、よく株分けをしようとしてくれるけれど、私は庭師さんに全面的にお任せしているので、調和を乱したくないからいつも断っている。ここの庭は家と私の作品を踏まえて作って貰ったのだから、私は何も手を加えたくないのである。

今年度から京都大学勤務になられた建築士さんの話になった。7年前ここの設計をお願いして以来、目覚ましい活躍をされている。庭師さんは建築士さんの事をとても尊敬しておられる。「よく彼をネットで見つけ出しましたね。今思えば青田買いですよね。」とおっしゃっていた。先日パソコンに入っているドキュメントの整理をしていた時、建築士さんから頂いた、家の資料を見つけたので読んだ。本当に詳細にいたるまでよく調べられていて、時間と手間をかけてくださっていたんだな、と感動した、という話をした。

こちらへ戻る直前にGivernyへ行った事を話した。開園するにあたって、あまりまだ花をつけている木が少ないため、やっつけで花が庭中に植えられていたのだが、その中にパンジーが大きな部分を占めていて、かなりがっかりしたのだった。庭師さんもパンジーが嫌いだそうで、なんか想像がつきます、と笑っておられた。パンジーの原花である三色スミレはお好きだそうで、それに纏わる話をしてくれた。それについてはまた次の機会に話そうと思う。

庭師さんが帰られてから庭の写真を撮った。やっぱり上手く撮れなかった。

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being disorderly

瑞麗さんと大阪にいる。

Yちゃんは実家へお昼頃向かった。9日にR君たちと一緒に京都へ戻ってくる。京都の家には前夫とサンフランシスコから来ている友人が泊まっている。

此方へ戻って来てからずっと出てばかりしている。家の中のどこもが混沌としていて、嫌になっている。今週は日常を形作るようにする事にしようと思っている。そうでないと、いて欲しくない人と、家の中の無秩序に気がおかしくなりそうになる。

タスクは終えた

家に着いた時には午後1時を過ぎていた。

Yちゃんと瑞麗さんたちも家にいた。お腹が空いた、と言ったら、Yちゃんがカップ麺を作ってくれた。でも3分の1は瑞麗さんに取られてしまった。

雨が結構降っていたので、家を出る事を躊躇していたら、Yちゃんが一緒に行くよ、と言ってくれたので、出かける勇気が出た。区役所へ行き、手続きをして書類を貰い、龍玖の学校へまず行った。その後瑞麗さんの通う学校へ向かっている途中、あぶり餅のお店の前を通りかかった。疲れていたので、休憩をする事になった。

すごく近所に暮らしているにも関わらず、立ち寄るのは初めてだった。雨が降る様子を眺めながらYちゃんとお話しをした。良い時間だった。

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その後、瑞麗さんの通う学校へ行った。前回聴講生でお世話になった時の校長先生が応対をしてくれた。

もう今日のタスクは終えたので、寝たいのだけど、Yちゃんにもう少し起きておくように、と言われた。

 

 

まだアムステルダム

飛行機が出ない。

貨物室の空調の調整にかかっているそう。

後20分はかかるらしい。

関空への到着があまり遅れると困る。

でも乗客さんたちは楽しそう。

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update

今のアナウンスでは、空調を直すのは諦めて、貨物の一部を下ろすそうである。

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update again

やっと出れるとのこと。

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Eamesのドキュメンタリーを見ていた。楽しそうに仕事をしていた。