lulu_batailleの日記

日々起こった事、思った事を記していきます。

Yちゃんのテキストの翻訳を送る

Yちゃんは今回もとても辛抱強く待っていてくれていた。

昨日八坂神社で瑞麗さんが身支度をしている間に、Gregoryさんに訳した英文を送り、messengerでやり取りをしながらかなり緻密に添削して貰った。Yちゃんの言いたい事は通じるのではないか、と思っている。それにしても今回は以前にも増して大変だった。言語って難しい。

FacebookでGregoryさんの友人が、誰かの手紙の文章を記事に載せていた。その流暢さに誰が書いたものなんだろう、と思いながら読んでいた。それはアインシュタインキュリー夫人に送った書簡だった。アインシュタインの名言というのはよく聞くけれど、手紙を読んだのは初めてだった。キュリー夫人に対する敬愛に満ちていて、とても感動した。

私の周りには文章を書くのが上手な人が多く、メールを貰うと嬉しくなる。Yちゃんもそのうちの一人である。翻訳を気に入ってくれれば良いのだけど。

 

Yさんと昼食

Yさんと昼食+お茶を頂いた。

私の行ってみたいお店で良いですよ、と言われたので、色々思案した末、行った事のないベトナム料理店へ行く事にした。料理の評判は良かったので楽しみにしていた。お店は大人気ベトナム料理店コムゴンにも近い、烏丸御池駅から数分のところにある。お店に入ると私たち以外のお客さんは誰もいなかった。オーダーする料理が決まったので、Yさんが声をかけると、オーナーさんらしき人が奥のキッチンから出てきた。そしてオーダーを無表情で取り奥へ戻っていった。どのランチセットにもフリードリンクがついていて、玄関ちかくに氷とドリンクが並べられていた。自分たちでお茶を入れて席へ戻った。暫くすると日替わりランチプレートが運ばれてきた。野菜が沢山入っていて、かなり美味しかった。

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フレンチポップがずっと流れていたのと、オーナーさんの愛想を決して振りまかない姿勢が印象的だった。料理は良かったのでまた行きたい。

お茶は小山園の喫茶室で頂いた。Yさんは焙じ茶、私は煎茶をじっくり愉しみながらYさんとお話しをした

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Yさんの所属している、少数先鋭のメンバーが揃ったアンサンブルのお話しはいつ聞いても興味深い。音楽を生業とした、個性的な人たちをYさんはよく纏めているな、といつも感心してしまう。

Yさんは國府理さんの「レプリカ」に関連するレクチャーに行って来たそうで、その時の話をしてくれた。先週末にその話題が電話でお話しした時に出てきて、Yさんはその監修した人と、対話した著名な批評家に関してYさん自身の意見を言ってくれた。國府さんという作家に思い入れがあるので、思い切り主観的になりかなり興奮してしまい、自分の意見をまくしたててしまった。

その事を省みて、批評家には絶対なれないな、と改めて思ったのだった。

晴れた朝

久しぶりにぐっすり眠った。

昨日は瑞麗さんの付き人役をこなしながら、京都という街の、その独特の文化の事を考えていた。ほんの少しだけ垣間見ただけなのに、大変な世界なんだ、と言う事がわかり、尊敬と畏怖の念を抱いた。

昨日帰宅したのが真夜中を過ぎていたので、一昨日前に引き続き瑞麗さんは、昨晩もここで過ごした。学校へは少し遅れて行かせる事にしている。昨日とは違い今日は遅刻がついてしまうけれど、たまにはいいかな、と思う。

瑞麗さんは数人のお稽古仲間の女の子とともに、8月11日に京都芸術センターで行われるイベンドに出演する事になっている。他にも続々と予定が入り始め、今年の夏もあっと言う間に終わりそうな気がする。

明日はまたお天気が崩れるらしい。今朝のうちに洗濯をしよう。

提灯をお迎えする

午後12時に八坂神社の控え部屋に向かう事になっていた。前髪をポンパドールのように少し膨らませて髪をまとめておいてください、と言われていたので、頑張ってみたがダメだった。12時きっかりに控え部屋に到着して、先生に出来ませんでした、とお詫びした。結局先生が全部やってくださった。瑞麗さんは自分の化粧の時間がやって来るまで、順番の列に並んでいた。2人の和化粧師の方が分担して仕事をされていた。まずお顔を拭き、肌を滑らかにするためのワックスみたいなものを塗ってから、濃淡をつけて白粉を塗っていた。次の列では目に化粧を施していた。和化粧の基本は赤・白・黒だそうである。ほんの少し紅をさす角度を変えるだけで、表情が変わるんだ、と感心しながら瑞麗さんが化粧してもらう様子を眺めていた。

続きます。

鉄錆

連日の夕立である。

ほぼ毎日大雨警報が出ている。早めに出かける用事を済ませていて良かった。

朝9時過ぎに瑞麗さんがやってきた。同じ委員のT君のお母さんは自宅で編み物の教室を開いている。オーダーメイドも受けておられると聞いたので、瑞麗さんの帽子をオーダーしたい、とお願いしていた。瑞麗さんのためにオーダーメイドの帽子を作って貰うのは赤ちゃんの時以来である。

午前10時にお伺いする約束をしていたので、瑞麗さんとお家へ伺った。

瑞麗さんは小学校1、2年生の時に数回遊びに来させて貰った事がある。T君も数回家に来てくれたりした。龍玖が6年生の時に、たてわりグループで一緒だったので、その時に撮影した写真とメッセージが家に置いてある。

T君のお父さんは建築士で、彼らの家もお父さんの設計である。私は初めて伺ったが、土壁や木材が使われており、程よく住み込まれていて心地よい空間だった。リビングルームに通されて、両手でないと持ち上がらない亀の入ったガラスケースのそばに座った。この亀は瑞麗さんが5年前からいる、と言っていた。夏には庭を散歩させるそうである。運動したいみたいで、私たちの滞在中、ずっとガラスに突撃していた。

「T君と瑞麗さんが自分たちで撮影した3分間のビデオクリップが3つある。」とお母さんのSさんがパソコンで見せて貰った。2人で構成を考えたそうで、お母さんが編んだ帽子を2人ともかぶり、踊りながら演技をしていた。瑞麗さんは全く覚えていない、と驚きながらビデオを観ていた。

2人で帽子の載った本を観ながら好きな形を選んだ。瑞麗さんは想像していたよりずっと素敵な帽子だったらしく嬉しそうだった。

大体1週間で仕上がります、と言う事でLINEで連絡を頂く事になった。「ふるふるで認証しましょう。」と言われ、振ってみたが何も起こらなかった。2年以上さわった事がなかったのだけど、職場で女性社員の方と連絡事項がある時のために繋がったり、日本舞踊のグループに入れて貰ったりと急に使う機会が出てきた。

お暇する時、玄関の土壁に家のものの様に黒い斑点が浮いているのを見つけた。それについて訊ねたら「それは鉄錆ですよ。良い材料を使った土壁には浮かび上がって来るものなので、心配なさらないで。」と言われた。ずっと黴だと思い込んでいたので、それを聞いて凄く安心した。

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In the extreme

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雨は止んだけれど、外に出るのが嫌になってしまった。

極力人を巻き込まない様にしているし、見た目や作品からは想像出来ないかもしれないけれど、私はかなり極端へ走りがちな性格をしている。私の中では様々な事柄が0か100なのである。好きでたまらない事には全力で取り組むけれど、嫌な事はどうしても嫌になってしまう。自分ではこの事を良いとは認識していなくて、解決策を見出そうとするけれど、その行程はかなり苦しくて、やっぱり出来ない事が多い。子供っぽいなと思うけれど、どうしようもない。せめてここは抑えて、という様に、強弱を調整出来ればいいのに。

今日も夕暮れが綺麗だったので、一瞬だけ穏やかな気持ちになれた。

 

能舞台でのお稽古

今日は本番前最後の合同稽古があった。

まず、大広場で通しで踊ってから、月曜日の奉納で踊る能舞台へ場所を移した。沢山の観光客がお稽古の様子を写真に撮っていた。出演出来るのは小学一年生から中学3年生までという年齢制限がある。今年で8回目という生徒さんのお母さんに要り用なものと当日の流れを詳しく教えて貰った。長い一日になるけれど、子供達はみんな楽しく過ごしています、とおっしゃっていた。今日は謎の5連休の第一日目なので、提灯行列の後も2日間休みがある。初めは変なスケジュールなので喜んでいいものか、と考えていたけれど、当日の様子を聞いて、この日程で本当に良かった、と思っている。

当日必要なものはカナート洛北で全部手に入る、と聞いた。さあ行こう、と思ったら大雨が降り出したので待機している。

me revoilà à soirée

 

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八坂神社でのお稽古の後、瑞麗さんと一緒に「喫茶ソワレ」へ行ってきた。今回はゼリーポンチを食べる事が出来た。瑞麗さんはヨーグルトポンチである。ちなみにゼリーポンチはフロートも頼む事が出来る。隣の席の人が食べていて「美味しい。」と言っていた。私も家で5色ゼリーを作ってゼリーポンチを模倣してみたくなった。

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少しだけ緊張が解ける

元々すぐに緊張する方である。職場でも上司に「あまり緊張しないでいいから。」と言われている。英語を話す時は、ある程度本来の自分に戻る事が出来るのでホッとする。ライターのMさんと会った時、電話応対で声のトーンを上げて、と社員の人に叱られた、と言う話をした。彼女も似た環境で仕事をされていた時に、電話応対のプロ中のプロの人から受けた、というアドバイスを私にも教えてくれた。そして沢山励まして貰った。そのアドバイスを実践するように心掛けていると、不思議だけど気持ちが落ち着くようになってきた。

昨日のシフトは、一緒に仕事をしていると楽しいな、と思う人たちばかりだった。こんな幸運な日もあるんだ、と思いながら仕事をしていた。今日のシフトはそうは行かないだろうな、と思っている。終わるのは午後10時過ぎで遅いけれど、朝用事が済ませられるのは有難い。

 

 

観たい作品

虹さんで再制作プロジェクトによって「再制作」された「水中エンジン」が展示されている。

ART SPACE NIJI:6月の展覧会スケジュール

すごくすごく観たかった作品である。勿論オリジナルとは色々な意味で異なった、別の「作品」である。それを踏まえても観る意義があると思っている。

 

Yちゃんの展覧会のタイトルが決まった。私も悩みに悩んで、数個提示した。直球の英語訳の方にする、とメールが来た。それで良かった、と思う。ピアニストのYさんがYちゃんとテキストで話したそうである。制作はとても上手く行っている、との報告だったみたいである。Yちゃんのテキストがすごく面白いので、作品を観るのが楽しみである。

お茶が恋しい

早番の時は午前7時に家を出る。まだどう動いたら分かっていないので、朝はすごく忙しく朝ごはんを食べる事も忘れがちになる。勿論お茶を淹れて飲む時間はない。帰宅してからは片付けや夕食をしたため、用事を済ませてから、少し時間が出来る。でも明日に響くといけないのでカフェインは止しておこう、となり、やっぱりお茶は飲めないのである。

職場では仕事中も昼休み中もお茶を飲む人はいない。コーヒーメーカーはあるが、使っている人を見たのは一度だけである。金曜日は遅番だから明日の夕方に飲もう、と思っていたが、午後7時から卒対委員会がある事を思い出した。今日もやっぱりお茶を飲む時間はなさそうである。

Mさんとさらさ西陣へ行く

ライターのMさんは木曜日にフランスへ取材旅行へ行かれる。その前に時間をとってくださったので、軽い夕食をご一緒する事になった。

Mさんの次の約束の場所に近いさらさ西陣で落ち合うことになった。NさんとBちゃんと行って以来、4年ぶりである。ネットをあまり見ていなかったので、台風が来ている事を知らなかった。駅の駐輪場に停めていた自転車を出して雨の中を走った。

お店の中は殆ど変わっていなかった。久しぶりの外食だったので、ちょっと嬉しかった。酢豚ご飯みたいなものを頼んだ。

 

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夕焼けを追い掛ける

iPhoneのバッテリーがすぐ無くなる様になり、1番綺麗な時を逃してしまった。それでもまだ名残りがあるかも、と荷物を家に置き、iPadをバスケットに入れて、大徳寺と今宮神社の辺りを空を見ながら走り廻った。

分刻みで変わって行く澄んだ空を見上げながら、雨は色々洗い流し残ったものを鮮明にさせて行く、と改めて思った。

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