lulu_batailleの日記

日々起こった事、思った事を記していきます。

重陽の節句

菊を愛でながらお酒を飲む日みたいである。

せめて菊だけでも、と思い、緑の菊を買って来た。

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yちゃんの展覧会の搬入は日曜日の夜にすることになっている。今年は一人で出来るから、と言っていた。月曜日にはyちゃんのお父さんがやって来られる。yちゃんが少しいいな、と思っている物件を一緒に見に行かれるそうである。私も仕事がお休みなので、学校帰りの瑞麗さんとお供しようかと考えている。

yちゃんのお父さんにお会いするのは緊張するけれど楽しみである。

近所の米屋さん

おばあちゃまとお母さん、息子さんで切り盛りされている。

創業134年だそうである。

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印象深い名前のお米を売っている時があり、面白いので買ってみる事がある。最近そこで購入して感動したお米は「青天の霹靂」だった。ものすごく硬いお米である。名前に負けないほど美味しいお米だった。10月下旬に新米が入ってくるそうである。

白米と共に玄米を注文したら炊き方を訊かれたので、圧力鍋を使った炊き方を説明した。色々な方法で試してみたけれど、圧力鍋が一番理想的な炊き上がりになった。

お店にいる間に、西賀茂より北の農家さんから「もうすぐ稲刈りが始まるので、新米をお持ちします。」と電話が入っていた。これから新米の季節なので、少しずつ買って食べてみようと楽しみにしている。

 

散読しながらバナナブレッドを焼く

yちゃんがいるから、ではないけれど、ドゥルーズを読んでいる。全部通して読まないでいいので、気まぐれにページを開いている。yちゃんはお昼前に、展覧会で見せるインスタレーションに使う素材を買いに出かけて言った。その直後にかなり激しい雨が降り出した。1週間焼く、と言い続けているバナナブレッドを焼かないと瑞麗さんに怒られてしまうため、焼き型に入れて焼き始めている。

今も雨が降り続けている。昨日の夕方、瑞麗さんの友達が通っている習字教室へ、稽古の申し込みに行って来た。クラスメイトもたくさん習いに行っているらしい。自分が子供の頃に通っていた習字教室とは全く雰囲気が違い、気負いなく楽しく字を書いている様子だったので安心した。その友達が昨日の学校の放課後に遊びに来ていた。yちゃんが和室と居間で作業をしている間中ソファーに座り、yちゃんへ時々質問をしていた。

瑞麗さんのスライム熱は一向に冷めることを知らず、毎日新しいものを作っている。ダイニングテーブルは彼女のスライム作りの道具でいっぱいになっている。彼女は私のアトリエでよく動画を見ている。そのついでにどこに何が置いてあるかをいつの間にか把握していて、私よりもよく知っているので彼女にもののありかを訊ねることがある。悲しい事や、嫌な事があった時は英語で書き並べて心を落ち着かせている、と言っていた。

龍玖はやっぱり楽しそうである。Facetimeで久しぶりに話をした。綺麗に整頓された部屋と新しい服、そして漸く自分好みにカットして貰った髪を見せてくれた。テニスとクラシックギターを習う事が出来るのが嬉しい、と言っていた。結構アカデミックな学校だそうなので、勉強もしっかりやる、と今は思っているらしい。

バナナブレッドは結構うまく焼けた。瑞麗さんとの約束が果たせてホッとした。

 

 

金の糸

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yちゃんが数年前の展覧会の時に、織物用の糸をたくさん使った作品を見せていた。

Nさんと一緒にその作品を見て「この作品はいいですね。」と話した事を覚えている。白が基調となっていて、鈴とお団子のように丸まった糸が画面いっぱいに広がっていた。普段は荒々しさが前面に出ている作品が多いけれど、あの作品は大胆さよりもその繊細さが強く出ていた。

今回もインスタレーションで糸を使うから、以前使った鷹峯にある西陣織の糸を扱う店へ行くけど一緒に行きたいか、と誘ってくれた。面白そうなので、自転車でyちゃんについて行くことにした。

延々と続く登り坂を自転車で上がって行く。松野醤油から数分の所に、古い町家のお店があった。糸が表にぶら下がっていて、それを見ただけでこの坂道を上がって来た甲斐があった、と思ったのだった。

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西陣織の工場が閉まると、ここに糸や織物が全部運ばれてくるそうである。yちゃん曰く、前は店の中が糸で溢れていたのに、今回はスッキリしている、と言っていた。

 yちゃんの欲しかった金色と銀色の糸たちが奥の倉庫から出されて来た。手に取ると重みのある、しっかりとした糸だった。

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 お2人とも90歳を超えておられる。

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 私は暖簾がわりにしようと、帯の表地らしき反物のハギレを購入した。オマケに布の見本のハギレをいくつか貰った。

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あまりにも美しいのでそのまま取っておこうかな、と考えている。

料理のこと

休みの日でも、あまり時間をかけて料理をする気になれないので、簡単な煮物や炒め物を作っている。瑞麗さんは龍玖ほど食べ物に関心がないから、餃子など、彼女が愛してやまない料理以外はあまり量を食べない。そんな感じなのでおざなりになってしまっていた。

だけど今はyちゃんがいるので、普段より少しだけやる気が出て来ている。「美味しい。」と言ってもらえると、やっぱり嬉しい。

Blackbird's morning song

ライターのMさんから、ロンドンで早朝に聞いていた鳥の事を教えて貰った。英語名はBlackbird、和名はクロウタドリクロツグミと言うそうである。貰ったYouTubeのリンクを開いて聞いてみたら、小さなベッドの上で聞いていた声だった。


Blackbird's morning song, part 1

 

とても懐かしい気持ちになった。

 

虫と鳥の声

庭にたくさん虫が帰って来たみたいである。

パリでも夜更けから朝方になると虫の声が聞こえていた。朝方になると鳥のさえずりが始まり、虫の声は遠のいて行った。

ロンドンでは虫の声を聞いた覚えがない。代わりに様々な種類の鳥の声を一日中聞いていた。特に午前5時頃から聞こえる鳥(名前が今は思い出せない)の声を今もとてもよく覚えている。

ロンドンのアパートメントの周辺にはとても大きな木が生い茂っていたので、本当にたくさんの鳥が暮らしていた。時間帯で聞こえて来る鳥の声が替わるので楽しかった。家の庭にも大徳寺から鳥たちが、戯れながらやって来るけれど、あまり長居してくれない。もう少しゆっくりしてくれればいいのに、と思う。

ロンドンは今雨が降っているのだろうか。

川へは行かない

夕方になると空気がひんやりとして来る。自転車に乗って帰宅途中、虫の声が耳に心地良く響き、心が弾んで来る。もう秋なんだ、と思うと嬉しくて仕方がない。ゴーヤは今も実をたくさん付けている。ずっと人にあげてばかりなので、1度くらいは料理してみようかな、と思っている。

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今日の午後、瑞麗さんは前の学校の友達のSちゃんの家へ遊びに行っていた。仕事が終わり、「自転車で迎えに行った方がいいか。」とSMSでメッセージを送信した。

返信がちょっと面白かった。

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yちゃんは展覧会に向けて忙しく動き回っている。今は竹田に借りている倉庫から自転車を出し、こちらへ向かっているらしい。私は夕食の用意をしようと思う。

 

 

 

ご馳走

叔母が和歌山から送ってくれた。今年は梨がとても甘くて美味しいような気がする。

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ライターのMさんとランチを頂いた。凄く美味しかった。

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F君とYちゃんのお家の夕食会へ行ってきた。ご主人の手料理が凄い完成度だった。

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最近は美味しいものを毎日のように食べている。

 

 

 

 

 

 

街の空

昨日、瑞麗さんはLちゃんの家にお泊りへ行くことになった。瑞麗さんはLちゃん家に行く途中、バスで眠り込んでしまい、バス停を乗り越した経験がある。あの時は岡崎にある車庫まで迎えに行ったのだった。その事がトラウマになり、一人では行けない、と家を出る時に泣き出してしまったので、私も一緒に行くことにした。

Yさんに連絡を入れ、最寄りのバス停まで来て貰った。私はまた来たルートで家へ戻った。帰宅した時にはyちゃんは買い物に出ていて留守だった。20分後、色々食べるものを調達して来たyちゃんと簡単な夕食を認めた。ちょっと遅めの夕食の後は、早めにそれぞれの寝室へと入った。

瑞麗さんは携帯を持っていない。前夫が新しいiPhoneを彼女のために買う約束をしているので、それまでの連絡手段として、自分のiPadSIMカードを入れて持たせよう、と考えている。

昨日も空が綺麗だった。

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自然の写真を撮るのはあまり得意ではないのもあり、街から離れたところでは空の写真はあまり撮らない。街の中の自然と言うのが好きなのである。街で空の写真を撮ろうとすると、建物や電線、電柱、街灯などが入ってしまうけれど、それらが映り込んだまま撮っている。それが自分自身の目に映る風景なので、それでいい、と思っている。

 

 

voluminous in grey

今朝は瑞麗さんと一緒には起きたけれど、ゆっくり時間を過ごしている。yちゃんのテキストの英訳に不備があり、一度直して最終バージョンとして送っていたのだが、また同じところが抜けていた、とyちゃんから申し出があった。見直してさっきPDFで横にいるyちゃんに送信した。

おかしくなっていた箇所が2箇所あった。一つは「希望」が出て来る箇所の翻訳が抜けていた事と、送ったテキストの"voluminous"という単語だけ灰色になっていたのである。どうしてそうなったのか今もさっぱり分からない。迷惑をかけてしまい、申し訳なく思っている。yちゃんのご主人のMさんは「きっと無意識に『希望』を外してしまうんだよ。」とおっしゃっていたらしい。

私も完全否定出来なかったのだった。

もちろん今は大丈夫です。

改めて英訳を読み直すと、なかなかいいかも、と思えた。yちゃんの英語が堪能なフランス人の友人たちは絶賛してくれたそうである。それを聞いて心から嬉しく思っている。

yちゃんは自身のサイトをまた立ち上げ直すそうである。後はFacebookとReal Kyotoにも記事が上がるので、そこに英訳とフランス語訳を載せるとのこと。英語とフランス語が読める人はそのコントラストを楽しめていいのではないだろうか。

 

yちゃんと夕食を摂る

家へ帰って来るとyちゃんが出迎えてくれた。

こちらに到着して少し眠った、と言っていた。瑞麗さんはyちゃんがシャワーを浴びている間に帰宅し、彼女がお風呂場から家に入って来た時、ソファーから「よう。」と声をかけ、yちゃんをかなり驚かせたらしい。

夕食をどこかで食べよう、という事になった。第一希望の鳳飛はお休みなので、北大路通と大宮にある韓国料理店へ向かった。色々美味しそうなものを頼んだ。瑞麗さんもよく食べていた。彼女の一番のお気に入りはホットクだった。素朴だけどほんの少し入ったシナモンが効いていて美味しかった。

近所に美味しい店があって良かった、と思った。家に帰りのんびりしよう、と思ったけれど、瑞麗さんに早く寝るように、ときつく言われたので午後10時に眠った。

それで午前1時にぱっちり目が覚めた。所用をこなしているとyちゃんが起きて来た。1時間くらい話をしてからyちゃんはまた布団へ戻った。全然疲れていないけれど、早番の仕事なので私も2時間くらい眠ろうと思う。

到着報告

テキストでyちゃんから詩的な到着報告があった。

午前中は火災報知器の点検と、朝の仕事と相まって忙しかった。8月も終わりなので、仕事場の庭の手入れがされている。うちも早くしないと大変なことになりそうである。

今日の楽しみ

昨日瑞麗さんが前にもくれた高価な抹茶アイスクリームを用意していてくれた。とても疲れていたので、「明日食べるね。」と言ってお礼を言った。前夫がジップロックの大きい袋いっぱいの小銭を集めていて、それを当座のお小遣いとして瑞麗さんにくれたそうである。

冷蔵庫に自分の好きなものがあると幸せな気持ちになる。おやつはなんでも食べてしまう龍玖がいないので、安心して家を空ける事が出来る今日この頃である。

龍玖はアメリアちゃんと同じ高校に通えそうな感じである。ちなみにアメリアちゃんはFrench Immersion course なので、一緒のクラスにはならない。これからはフランス語は必須科目になるので、龍玖も念願のTrilingual に一歩近づく(多分)。

今日の午前中にyちゃんがやって来る。

瑞麗さんと私が帰って来る頃には家にいて、私たちを迎えてくれるはずである。昨晩は瑞麗さんと「私たちが帰って来たら、なんと言って迎えてくれるかな。」「誰かが家で帰りを待っていてくれるのは嬉しいね。」と話していた。

9月の第2週の火曜日からyちゃんの展覧会が始まる。その後は家探しをするので、来月いっぱい滞在する、と言っていた。

いつも家へ帰って来るのは楽しみだけど、今日はとりわけ嬉しい。