全然やる気がなかったようだ。明日グループでの音楽レッスンを受けてみることになった。龍玖のクラスメート５人と一緒なので、喜ぶだろう。このクラスもだめだったら、ピアノレッスンは暫くさせないことになるだろう。
オーブリー・ビアズレーは2歳のときからピアノを弾いていた。龍玖も彼のようになれば、と思ったけどそうはいかない。
瑞麗の痣がどんどん薄くなっている。先週末から加速度がついてきた。うれしくて仕方がない。来年の夏までに消えてくれれば、と毎日思っている。この1週間寒い日が続いているので、瑞麗は帽子をとろうとしないのが助かる。暑い時に頭にぴとっとものが張り付いていたら、やはり苦痛だろう。
学校見学はもう疲れた。明日1校見ようと思っていたけれど止めた。ほぼ確実に龍玖がその学校へ行くことはありえないからである。とても人気のある学校なので、７校のリストの1番上に載せない限り入る確率は殆どゼロに近い。書いても4番目以降なので、ただリストを埋めるためだけ、という感じである。その分テスト勉強をしようと思う。
