lulu_batailleの日記

日々起こった事、思った事を記していきます。

高老師の授業と北京風蒸蟹

今日の献立は蟹だったので、またミッションにある広東人経営の魚屋さんへ行った。前に下ごしらえしてもらったおじさんがまた相手してくれた。「前の方法での蟹の下ごしらえはマズかった。私の先生があれではだめだ、と言った。」とおじさんに言うと、「そうだろ、そうだろ。今度はちゃんと中国式にやってやろう。」と言い、そのようにしてくれた。まず蟹の脳天をがつん、とやり、蟹さんを昇天させる。甲羅をはがし、裏側を軽く水をかけて糞を流す。おじさんは蟹みそは流さないように、そうっと加減をつけてやっていた。胴体を6つに切り、また水をかけてきれいにしてくれた。そして爪を中華包丁で軽く叩いて剥いて食べやすいようにお願いした。(これは高老師のリクエストである。)前回と違って美しく下ごしらえされ、嬉しかった。ちなみにお代は8ドル60セントだった。高
老師はつけたれに、北京で一般的な、中国酢に土しょうがを細く刻んだものを入れたものを用意した。なぜこのたれが一般的なのかというと、蟹は体を冷やす食べ物なので、反対に暖める効用のある土しょうがを一緒に食べるほうが体に良いからだそうだ。あいにく赤い酢しか家になかったので、それを使ったが、次までに白い酢を買うように、と言われた。先生は他にジャガイモを使ったやはり北京家庭料理の一品を作ってくれた。とてもシンプルな一品であったがとてもおいしく頂いた。

老師は彼女が大好きなチリソースをお土産に持ってきてくれた。名称が「香辣脆油辣椒」といい、辛いという意味の「辣」という文字が2回も入っているだけあって、シャレでなく辛かった。蟹とは食べなかったが、ジャガイモ料理に少しつけて食べるとパンチが効いておいしく頂けた。麺類とも合いそうな感じの風味である。