lulu_batailleの日記

日々起こった事、思った事を記していきます。

フランス語のこと

フランス語を教えてくれていたMちゃんのお母さんMさんからメールが来た。何も言わずに日本を去ってしまったことへの謝罪と近況を知らせる内容だった。

毎週金曜日の朝一緒に勉強していた。3月11日の朝も瑞麗さんを学校へ送ってからMさんのマンションへ行き、フランス語と日本語の勉強をした。

ご主人の仕事がもうすぐ満期の3年になるため、次の候補地である東京へ学校を見に行って来る、と言っていた。そして来週、と行って別れた。

午後に震災が起こり、彼女たちはすぐにフランスへ帰り、Mちゃんと弟のC君は2度と学校へ来る事はなかった。住所は知っていたので学校の先生に添削を頼み、瑞麗さんがMちゃんへ手紙を書き、送付した。すぐにMちゃんの工作やドローイングそして写真の同封された封筒が届いた。

Mさんは学校から届いていたメールのCCアドレスから私のメールアドレスを見つけたらしい。京都での暮らしを楽しんでいたので、離れる決断を1日で下さなければならなかったのは本当に辛かったそうだ。

今はご主人も地元で新しい契約を結び、子供たちも学校へ元気に通っている、と書いてあった。あなたから習った事はとても役に立った、あなたにとってもそうであって欲しい、いつでも添削するから、フランス語でメールを送ってね。と結んであった。

既にいろいろ忘れてしまったけれど、彼女に教わった文法はまだ覚えている。またちゃんとクラスを取って勉強しよう、と思った。