瑞麗さんをアトリエへ送り、こちらのアトリエへ着いたのは１０時４０分だった。イタリア人の女の子Sさんも「今着いたところ。」と言っていた。インスタントコーヒーを淹れてもらい、クラスが始まった。午前中は女性の体のプロポーション、骨格、肉付きについて、そして立った場合、どこに重心が置かれるか、などを学んだ。そしてanatomyとマニエリスムの人物画の模写をした。
昼食はソファーの置いてある踊り場で摂った。今日はお弁当を作ろう、と思っていたが洗濯をしていて時間が無くなったので、買ってきたサンドウィッチを食べた。先生とSさん、私の三人で暫くはヨーロッパの政治について話をした。そのうちにモデルの女性が来たので、アトリエへ戻った。
豊満な体の４０代後半くらいの可愛らしい女性だった。今日は３分・５分の短時間デッサンを繰り返した。３時過ぎになり、休憩に入ったのでそのまま後片付けをしてアトリエを後にした。「これからチャコールでデッサンをするのだけど、明日今日の分を教えよう。」と先生が言ってくれたので嬉しかった。木炭のデッサンは楽しいので出来なくて残念である。
