lulu_batailleの日記

日々起こった事、思った事を記していきます。

運動会

集合時間である8時45分ギリギリに会場である競技場にたどり着いた。観客席は見事に埋まっており、暫く後ろで立っていた。左端に席が2つ空いていたので、そこへ移動した。見事に快晴になり、太陽の光が眩しかったので黒いスカーフを頭から被りながら開会式を眺めていた。
龍玖は白組になった。小学校1年生から7回連続同じ組になったのだった。競技が始まって暫くすると、座席が赤組、白組と真ん中から分れており、私たちが座っているのは赤組側ということに気がついた。それからは白組の事を控えめに応援していた。しかしながら瑞麗さんは周囲を構わず白組にエールを送っていた。
後半になると、瑞麗さんが「Y君かっこいい。」と言うようになった。それは誰か尋ねると、白組の応援団長らしい。Y君は生れながらリーダーになるという宿命を背負っている、といった風情の男の子だった。学校生徒のほぼ全員が参加する1マイル競争ではぶっちぎりの1位だった。容姿端麗、勉強もよく出来るし、人望も厚いらしい。龍玖によると完全無欠な人物だということだった。閉会式での挨拶も14歳とは思えないほど威風堂々としていた。
グラウンドにまず中学部、小学部と分れて固まった。各組の応援団長、副団長の挨拶があり、幾人かの3年生の生徒が泣いていた。青春だな、と思った。それから全員で集合写真を撮った。
次に学年に分かれて、簡単にお話しがあった。また集合写真を撮った。さらにクラスに分かれ、写真だけ撮った。
龍玖がとても楽しそうにしているのを観ることが出来て良かった。