NさんはCharing Crossの近くに暮らす友人と、年に数回家を交換している。今週末２泊３日でロンドンへ来ることになり、みんなで晩御飯を食べよう、ということになった。レストランの予約を取りましょうか、と訊ねていたのだが、色々取り込んでいたみたいで、返事がなかったのでしなかった。
National Portrait Galleryのゲート前へ待ち合わせ時間の５分前に着いた。BちゃんとBちゃんを訪ねて京都から来ているMちゃん、Nさん、Tさんがにこやかに迎えてくれた。
結局レストランの予約は入っていなかったので、iPhoneで調べ、色々電話をかけてみた。週末だということで、人気のあるベジタリアンレストランは予約でいっぱいだった。Nさんは長距離は歩けないし、地下鉄は階段が多いので出来るだけ近所で探した。ようやく菜食インド料理店に予約を入れる事が出来た。
家人と龍玖がいつものように早足で歩いて行くので、私たちは何度も彼らを見失った。その度目の良い瑞麗さんに探して貰っていた。「今のところあのハゲ頭が見えているから大丈夫。」（瑞麗さん談）と家人のヘアスタイルを目印に歩き続けた。
歩きながらNさんと近況の報告をし合った。彼女は相変わらず精力的に執筆をしている、と言っていた。フランスではあまりにも色々な事が起こり、変わってしまった、と嘆いていた。
２０分近く歩き、Tottemdum Road駅近くにあるレストランにたどり着いた。菜食だけどものすごく充実した内容のメニューを読むのに時間がかかった。
南インド料理の店だったので、Dosaがあった。興奮した家人は２皿オーダーした。ほうれん草とジャガイモのカレーとヨーグルトカレーはまあまあだったが、Dosaとレモンライスは美味しかった。ゆっくりくつろぎながら食事をした。
午後１０時過ぎ、名残惜しみながら袂を分ち合った。ちょうど１年ぶりの再会だったのだけど、最後に会ったのが随分昔のような気がした。
