昨日S子さんがメールで「BSで待庵の特集番組が放映されている。」と教えてくれた。急いで襖を開け、テレビをつけた。以前放送されたことのある、「茶」がテーマの番組をコメンデーターを加え、改めて放映していた。
中村昌生の著書の「待庵」でも書かれていたが、高麗の民家に使われていた下地窓や「高麗囲」が茶室に使われたのは「待庵」が初めてだそうである。太鼓襖も同じく高麗の民家で、戸の隙間から冷たい風が入るのを防ぐために使われていたらしい。
実際に待庵にカメラが入り、床の壁や、天井の様子を見せていた。待庵で千利休が試みていた工夫と、同じことが施された楽焼の茶碗も紹介されていた。外国の情報が入りやすい環境にいて、良いと思われるものを取り入れることに抵抗がないからこそ出来たのではないか、ということは本でもテレビでも言われている。
待庵の次は、お茶の次期家元の男性がモロッコの緑茶を求めて旅する話だった。面白そうだったけれど、時間がなかったので見なかった。
すごく面白い番組だった。