暑くなりそうな気配である。
「禁忌」を読み終わった。共感覚を持った人間がどのような目線で物事を見る、という具体的な描写は殆どなかったが、起こった出来事はそれを踏まえて行われた、と言うのが納得出来る内容だった。すごく面白かった。
瑞麗さんは夕方から塾の授業が２コマあるのだけど、２個目が1コマ開いてからなので、８０分間どこかで時間をやり過ごさなければいけない。自習室で勉強するか、と訊ねたら全力で否定された。去年よく行っていたラーメン店へ行きたい、と言っているので、連れて行くつもりである。
龍玖は相変わらず自分のペースで時間を過ごしている。スイミングスクールでは順調にクラスが上がっているらしい。帰ってきてまた身長が伸びた。私もあと数ヶ月で追い抜かされるだろう。
禁忌の次は「罪悪」である。これを読み終えたら図書館通いは一旦休憩して、他の事に集中する。
