lulu_batailleの日記

日々起こった事、思った事を記していきます。

水曜日

今日も曇り空である。

昨日お世話になった班長さんはお子さんが2人いる。一人は小学校高学年で龍玖と同じ学校、もう一人は高校生でインターナショナルスクールに通っているそうである。下のお子さんも現地校へ通いたい、と希望していたけれど、費用の面で叶わなかった、とおっしゃっていた。調べてみたら諸経費を含めないでも年間28500ユーロかかる、といとことがわかった。以前京都で瑞麗さんの学校にいたクラスメイトのお母さんも、京都でどこの幼稚園へ通わせるか悩んでいた。「折角なので、英語か日本語の幼稚園へ行かせたい。だけどフランスへ帰ってから、インターナショナルスクールへ通わせるのは経済的に無理。理想は日本語プログラムのある公立小学校へ行かせる事。しかし入れなかった事を考えると困る。」と言っていた。結局そのまま留まり、フランスへ帰って行った。

ロンドンでも、インターナショナルスクールや私立の学校だとパリと同じくらい学費が必要となる。良い環境で英語教育を受けさせようとすれば、どこへ行ってもお金がかかる。こちらへ来られている日本人の方は仕事の関係で滞在されているので、苦しい選択だと思われる。ただ英語教育のための留学を考えているのなら、アメリカで環境の良い地域の公立学校へ行かせる方がいいかもしれない。

少なくともパリでは、瑞麗さんの年代はみんなアメリカ文化が大好きなので、アメリカ英語に親しみを持っている。瑞麗さんの英語の先生もアメリカ英語を受け入れる事にしたところである。フランス語訛りの英語は素敵なので、アメリカでもクイーンズでもどっちでもいいのでは、と思う。

例の方は、私がいない時を見計らって、瑞麗さんにパリに留まりたい、と言わせるよう働きかけているらしい。日本の学校はレベルが低い、世界に通用しない、など吹き込んでいる。瑞麗さんは、自分はもう日本で学校に通う、と決めているので、その決心は変わらない、と言ったそうである。11月12日から21日まで、例の方の両親がパリにやって来る。2人とも全力で瑞麗さんを説得にかかると思われる。彼自身の将来の展望も見えないのに、ここに留まれば全て上手く行く、と、いい加減な事を言っているのでうんざりする。

折角なので、今日もオルセー美術館へ行く。