Lautrecは場所が移動していたが、一部展示されていた。
リトグラフはなく、カードボードに描かれたパステルなどのドローイングと、印象的なガラスに描かれたペインティングがあった。
カードボードに下地を塗らず、そのまま直接描いているので、不思議な透明感がある。彼の未完成の大きな油絵をオルセー美術館が持っているが、その絵も麻のキャンバスにやはり下地を塗らず、直接描いていた。そのような技法だから、リトグラフでも素晴らしい作品が残っているのだろう。
白と黒を同時に使いこなしている事が本当に羨ましく思う。