lulu_batailleの日記

日々起こった事、思った事を記していきます。

Barrio Gótico de Barcelona

ゴシック地区へは毎日のように足を運んだが、目的地に直行していたので、歩き回る事はなかった。2日目の昼過ぎ、ネットで調べたシーフードレストランへ向かった。

最初に見たのが城壁だった。すごく古そうなので、立ち止まり説明書きを読んでみた。壁が最初に作られたのは古代ローマ時代、それから補強を経て600年もの間、町を守るという役割を果たしていたそうである。そのおかげでバルセロナ(その頃はBarcinoと呼ばれていた)は守られ、カタロニアの首都になったらしい。壁には修復、補強の後が残っていて素材の違いがわかり面白かった。

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壁はお城も含め、かなりの部分が残っていて、その一部はホテルになっていたりしている。ゆっくり見て周りたかったけれど、おなかが空いていたので先を急ぐことにした。

レストランは城壁から歩いて10分足らずのカテドラルの側にあった。

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カウンターののみのお店で、ものすごく混む、と聞いていたけれど、既に午後2時半を廻っていたので、席がちらほら空いていた。空席の前で躊躇していると、お店の人が「ここに座りなさい。」と目で合図をして来られたので、うなずいて席に着いた。

私のウェイティングを担当してくれる男性が、何を食べたいかと聞いてきたので、「おすすめをお願いします。」と答えた。最初の出てきたのが、お客さん全員が食べていた、フレッシュトマトのサルサを乗せたトーストだった。一気に食べ始めたが、隣の人がちびちび食べているのを見て、我慢してゆっくり齧るようにした。

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お待ちかねのイカリングといわしのフライが出てきた。山盛りだったけれど、からりと揚がっていたので最後まで美味しくいただいた。

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いわしを食べている頃、左隣にイギリス人の家族が席に着いた。お父さんの方が色々話しかけてくれた。バルセロナには毎年来て、サッカーの試合を観るらしい。そしてこの店にも必ず立ち寄る、とおっしゃっていた。あくる日に試合があるから、見に行ってみたらどうか、と勧められた。

次はアサリのワイン蒸しだった。食べ方が分からずもたもたしていたら、右隣の人が食べ方を教えてくれた。こちらもすごく美味しかった。

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「まだ食べられるか。」と訊かれたので、野菜をお願いした。

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獅子唐のフライが出てきた。こちらもとても美味しかった。最後にミルクコーヒーをスペイン語で頼んでみた。ふっと微笑んでから、飲み物担当のお兄さんに頼んでくれた。

担当してくれた男性の写真を撮りたかったが、恥ずかしくてお願い出来なかった。地元の炭酸水のボトルを撮った写真に、テーブルマットとマッチした料理人さんが写っていた。

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楽しい遅めの昼食だった。

 

お店を出て、やはりゴシック地区にあるピカソ美術館へ行くことにした。ここもミュージアムパスで行けるのである。