15区のConventionというエリアにあるYさん家へ向かった。
最寄りのバス停から歩いて3分で、周りには個人経営のお店が沢山並んでいた。凄く小さなエレベーターに乗り、3階へ上がった。
初めてリビングルームと続く書斎へ入らせて貰った。本が沢山置かれていた。
ご主人はタヒチのチャリティーイベントへ出かけていて留守だった。Yさんと息子さんのD君とまずコーヒーを頂いた。それから同じく15区にあるParc Georges Brassensという大きめの公園へ向かった。ここでは毎週土、日曜日に古本市が開かれている。結構有名らしい。Yさんがここでは、掘り出し物があったりとか、作品への良いインスピレーションを得る事がある、とおっしゃっていた。
とても良い雰囲気なので、ワクワクしながらゆっくり店から店へと廻って行った。英語の本をちらほら見かけた。年代物の本が沢山置かれていて、稀少本らしき本や、限定発行の本、銅版画入りの本も色々見かけた。
サッポーやフォンテーヌの本があった。
ジャン・ジュネの「葬儀」がケースの中に収められている。
画集が沢山置かれていた店で、象徴主義の画集を20ユーロで購入した。
シールされていたが、ちゃんと中も見せて貰えた。かなりの掘り出し物なのですごく嬉しかった。それで満足してしまって、後は気楽に見て廻った。その後古本市で本を購入した人たちがよく集うというカフェへ行き、お茶とホットドックを頂いた。D君はお友達のお誕生日会へ行くため早めにお店を出た。Yさんと暫く話をした。
帰りはまたバスに乗った。賑やかな通りを東へ向かって行く。どの店もすっかりクリスマス仕様になり華やいでいた。