Givernyの庭園にある池にはモネが製作した橋が架かっている。太鼓橋をモデルにしたアーチ型で、エメラルドグリーン色の塗装がされている。風景に沿うように目立たない色にしたそうである。
展覧会でGivernyという展示室がある。その中に池がメインに描かれた作品が５点展示されており、そのうちの３点に橋が描かれている。１点は夕日が葉の間や木々をほんのりオレンジやピンク色に染めている、色鮮やかな作品で、２点目は多分昼間の柔らかな光が水面を照らしている作品、最後の一点には、描かれている睡蓮からは殆ど分からないが、青空を黒い雨雲が覆い始めようとしている様子が、池の水面に映し出されていた。
絵を見ただけではわからないが、橋のふもとには竹藪を作り、アイリスや、睡蓮、などともに、美しい光と影を演出したそうである。
