lulu_batailleの日記

日々起こった事、思った事を記していきます。

Danaë

こちらへ戻って来る2日前にマウジーさんへ行った。

ストックのお茶が無くなった、とおっしゃっていたので、自宅にあるお茶を持参した。Y子さんは注文の誕生日ケーキのデコレーションをされていた。暖房がないのでかなり服を着込んで臨んだけれどやっぱり寒かった。

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夏にLeopold Museumで観た、ベルギー人の女性作家の展覧会の図録がもしあったら、是非購入したい、とLさんに伝えて欲しい、とお願いをした。そこからLさんのアートの趣向についての話になった。彼自身は今も館長をされているが、企画展にいつも携わっているわけでないらしい。私が観た展覧会は恐らく学芸員の企画だろう、とY子さんはおっしゃっていた。

私が美術館へ行った時に、Lさんに案内をして貰ったか、と訊かれた。時間を無理やり作って観に来ていたので、ゆっくり見て回る時間もなかったから声をかけなかった、と答えた。「それはもったいなかったね。」「年少の頃からクリムトエゴン・シーレの作品に囲まれて育った彼には、批評家のそれとは違った、独自の絵に対する審美的な意見を持っている。それらを聞く事によって、また違った見方をする事が出来るのではないかしら。」と言われた。

続きます。