lulu_batailleの日記

日々起こった事、思った事を記していきます。

Institut national d'histoire de l'art

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 凄い場所に来た。改修が去年の暮れに終わり、開館している事はネットで読み聞いていた。是非訪れてみたい憧れの場所だったけれど、中に入る事ができるかも分からず、行く事はないだろう、と思っていた。そんなわけで、Nさんが今日のプランに組み込んでくれているのを知った時は嬉しくて仕方がなかった。

メンバーカードを持っていないので、図書室の中には入る事が出来ず、側から写真を撮らせてもらった。ロンドンでもメンバーカードを貰おうとしたけれど、ダメだった、という話をNさんにした。「一応訊いてみましょう。」とNさんがオフィスに行き訊ねてくれた。「パスポートがあればメンバーカードを作る事ができるわよ。」とNさんが教えてくれた。順番待ちのカードを取り待合室みたいなところで立ち話をしていた。

自分の番が来たので、オフィスに入った。住所、名前、メールアドレス、電話番号を司書の女性から貰ったメモに書き込み、パスポートを提示した。顔写真をすごく斜めから撮られ、メンバーカードを貰う事ができた。

これは1年間有効で、図書館で所蔵する書籍を閲覧したい場合、日時を指定して1日または5日間アクセスのクーポンを申し込む。そして会計で支払いをする。1日アクセスは5ユーロ、5日間アクセスは20ユーロとなっている。私は火曜日28日に予約を入れた。支払いは予約当日でも良いらしいが、ついでなので支払いを済ませておいた。現金は扱っておらずカードでの支払いのみとなっている。

嬉しくて嬉しくて仕方がない興奮状態の私をNさんはなだめながら「後、2階と3階も案内するわ。」と言ってエレベーターを使って上へ上がった。2階は舞台芸術関係の書籍が置いてある。やはり中には入れないので外側から見学した。さらに3階へ行くと舞台芸術の脚本を保管している部屋があった。ここでは非常に古い書籍が閲覧できるようになっている。手でページをめくっては傷むので、特別な木のはさみみたいなものを使って読み進んで行く。書籍は布の上で丁寧に扱わなければならない。

ネットでどの書籍を閲覧したいのか予め調べておくように、と言われた。1日なんてすぐ経ってしまうらしい。オペラ座にある図書館もこの国立図書館の傘下なので、予約をすれば閲覧可能らしい。上手く時間が出来れば水曜日に行きたいな、と思っている。