せっかくパリにいるのだから、できる事をしようと、緊張しながら行動していたので、一気に疲れが出てしまった。アトリエ最後の日だけど、ゆっくりやろうと思う。
Nさんに制作している事を告げ、まだ完成してない版を見せた。色々と誉めてくれた。京都へ帰って完成させるつもりである。
それにしてもNさんのバイタリティーには感心する。今回会った印象では以前より充実した表情をされていた。話を聞いた限りでは仕事も家族それぞれも上手くいっているみたいだった。「パリは好きでしょう。」と聞かれ同意した。理由を訊ねられたので答えると頷いていた。彼女はパリに対して複雑な思いを以前は持っていたみたいだけど、今は楽しんでいる様子でちょっと安堵した。
2月に此方へ戻って来る前は、なんで今京都を離れなきゃいけないんだろう、とか一人で考えていた。
そして今、京都へ帰ることは凄く嬉しいのに、(ほんの2ヶ月の間なのだけど)私がいない間に何かが変わってしまっているのではないか、という不安にもかられている。
アメリカに20年も暮らしていたのに、こんな感情を持つ事になるなんて思いもしなかった。