Yさんのコンサートへ行って来た。
前半に演奏されたクセナキスは想像していたよりも更に複雑な、Yさんが作曲家の紹介で話していた通り、音の洪水だった。
本来は腕が4本ないと演奏が不可能と言われている「エヴリアリ」を聴いた。楽譜がまた恐ろしく美しい。パリの図書館にもクセナキスの楽譜は沢山保管されている。
後半はクセナキスの弟子というデュサパンという作曲家の作品が演奏された。最後のバピアノとバイオリン、チェロによる「トリオ・ロンバック」が好きだった。
帰りは満開の桜を眺めながら疎水の傍を歩いた。こちらでも溺れそうな感覚を覚えた。