lulu_batailleの日記

日々起こった事、思った事を記していきます。

鉄錆

連日の夕立である。

ほぼ毎日大雨警報が出ている。早めに出かける用事を済ませていて良かった。

朝9時過ぎに瑞麗さんがやってきた。同じ委員のT君のお母さんは自宅で編み物の教室を開いている。オーダーメイドも受けておられると聞いたので、瑞麗さんの帽子をオーダーしたい、とお願いしていた。瑞麗さんのためにオーダーメイドの帽子を作って貰うのは赤ちゃんの時以来である。

午前10時にお伺いする約束をしていたので、瑞麗さんとお家へ伺った。

瑞麗さんは小学校1、2年生の時に数回遊びに来させて貰った事がある。T君も数回家に来てくれたりした。龍玖が6年生の時に、たてわりグループで一緒だったので、その時に撮影した写真とメッセージが家に置いてある。

T君のお父さんは建築士で、彼らの家もお父さんの設計である。私は初めて伺ったが、土壁や木材が使われており、程よく住み込まれていて心地よい空間だった。リビングルームに通されて、両手でないと持ち上がらない亀の入ったガラスケースのそばに座った。この亀は瑞麗さんが5年前からいる、と言っていた。夏には庭を散歩させるそうである。運動したいみたいで、私たちの滞在中、ずっとガラスに突撃していた。

「T君と瑞麗さんが自分たちで撮影した3分間のビデオクリップが3つある。」とお母さんのSさんがパソコンで見せて貰った。2人で構成を考えたそうで、お母さんが編んだ帽子を2人ともかぶり、踊りながら演技をしていた。瑞麗さんは全く覚えていない、と驚きながらビデオを観ていた。

2人で帽子の載った本を観ながら好きな形を選んだ。瑞麗さんは想像していたよりずっと素敵な帽子だったらしく嬉しそうだった。

大体1週間で仕上がります、と言う事でLINEで連絡を頂く事になった。「ふるふるで認証しましょう。」と言われ、振ってみたが何も起こらなかった。2年以上さわった事がなかったのだけど、職場で女性社員の方と連絡事項がある時のために繋がったり、日本舞踊のグループに入れて貰ったりと急に使う機会が出てきた。

お暇する時、玄関の土壁に家のものの様に黒い斑点が浮いているのを見つけた。それについて訊ねたら「それは鉄錆ですよ。良い材料を使った土壁には浮かび上がって来るものなので、心配なさらないで。」と言われた。ずっと黴だと思い込んでいたので、それを聞いて凄く安心した。

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