仕事から帰って来て瑞麗さんの名前を玄関で読んだら、お客さんが出て来た。北大路駅からタクシーでこちらへ来られたのだが、めちゃくちゃ迷ったそうである。おじいさんの運転手さんだったそうで、道順を読んでもちんぷんかんぷんだったらしい。スムースに来れる人もいるので、私の道案内が悪いとは一概には言えないのだけど、毎回申し訳なく思ってしまう。
お客さんはとても感じの良い女性だった。瑞麗さんにシャワーの使い方を教えて貰うように頼んだのが、湯沸かし器のスイッチの入れ方を説明し忘れたらしく、お客さんは水シャワーを浴びたらしい。申し訳なくて謝罪したら「でもスッキリ目が覚めたわ。」とニコニコしながらおっしゃっていた。
何かウィーンから欲しいものはあるか、と訊ねられたので、厚かましいのだけど、とても美味しいお茶屋さんの紅茶を買って来て貰えるようにお願いしていた。お客さんは時間が無くて、と恐縮しながら、別の有名なお茶屋さんのアールグレイの茶葉とチョコレートをお土産に、とくださった。
瑞麗さんはすぐチョコレートを食べよう、と言って来るのだけど、もう少し眺めて楽しんでから食べたいと思っている。
後３日間仕事である。英会話の仕事の方も準備が進められて行くし、私の周辺も動いている。私も気を引き締めて頑張ろうと思う。
