午前6時に瑞麗さんのiPhoneアラームが鳴った。
3秒くらい鳴ってから瑞麗さんが停めた。
それから10分おきに鳴っては停めるを午前7時まで繰り返していた。
3回目のアラームが鳴った時に、
「どうしてそんなに早くからアラームを鳴らすの?」
と聞いたら、
「先週アラームをセットしなかったら8時17分まで眠っていたから。」
と答えてまた眠ってしまった。
私にはsnoozeという機能がなぜあるのかよくわからない。
7回目のアラームが鳴った後、瑞麗さんは起き上がり部屋をでる時に、
「朝ごはんは瑞麗が作るから。」
と言っていたような気がした。
聞き間違いかな、と思いながら10分後下へ降りた。
瑞麗さんはシャワー後、本当に朝食を用意してくれた。スクランブルエッグと食パンを焦げない程度に暖めたものだった。
瑞麗さんは焦げが嫌いなので、ハンバーグや目玉焼き、卵焼きなどは、焦げ目がつき過ぎないように、と気を使いながら焼いている。grilled cheese sandwichは少し焦げ目が付いている方が美味しいと思うのだけど、物足りない位で止めないとがっかりされてしまう。
この方が素材の味が引き立つよね、と思いながら作って貰った朝食を美味しく食べた。