いよいよ風が強くなって来た。
北斎の娘が主人公のアニメとNHKのドラマを見た。アニメーションは原作が杉浦日向子のマンガだそうである。音楽は煩くて嫌だったけれど、ストーリーや感情描写はさすがだな、と思った。
葛飾応為の「吉原夜景図」を観た事がある。柔らかな蝋燭と行灯の燈、そして格子の間に垣間見える向こう側の様子と、こちら側の人々のシルエットがまるで生きている様な印象をあたえる絵だった。彼女の絵を観て浮世絵の凄さを再認識したのだった。
私の生父も絵を描いていた。
もし父が生きていたら、私は一緒に描き比べをしたりしていたのかな、とふと思った。
