lulu_batailleの日記

日々起こった事、思った事を記していきます。

English Version of "St. Matthew's Passion"

初めて英語版を聴いた。歌が始まり、ドイツ語じゃないんだ、と落胆したが、歌っている言葉が理解できるのはいいな、と思うようになった。幕間にプログラムを購入した。全歌詞が載っていたのでよく読みこんだ。約200名が歌うコーラスは素晴らしかった。ずっと譜面を見て歌っていたのだが、「いつの日かわれ去り逝くとき」の時だけは譜面を閉じ、抑えられた音量で歌っていた。それがとても心に響いた。
コーラスはバッハの歌曲のために構成されたチャリティー団体だそうである。約220名在籍しており、ロンドンフィルハーモニーだけでなく、他の楽団ともコラボレーションをしたりしているらしい。プログラムに、最近亡くなられた22年間コーラスに在籍していた男性の追悼記事が載っていた。彼はマタイ受難曲を暗譜していたそうである。お葬式には50名の仲間がメンデルゾーンのエリヤにある2曲を歌って送り出したとの事だった。

夕食に招待される

こちらでの唯一の知り合いである、Bさんの御宅へ夕食への招待を受け行ってきた。彼らの家はHampsteadと呼ばれる、ロンドンでも古い町並みが続く高級住宅地街にある。丘の上にあり、とても見晴らしがよかった。

Bさんはロンドン博物館のドーム屋根をデザインした建築士である。家は5階建ての3階にあった。家の中の備え付け家具はすべて彼が20代の頃設計し作ったらしい。
奥さんのLさんには以前ベビーカーとベビーシートを頼まれ、送付した事がある。散歩中昼寝をしていた末っ子のAちゃんと遅れて帰ってきた。とても華やかな人で、イッセイミヤケをカッコよく着こなしていた。

日曜日は魚の日と決めているそうで、マーケットで購入したというSea Bassとスモークされたバスがメインディッシュだった。炭水化物はグリルされたジャガイモが少しだけだったが、野菜のグリルがたっぷりあったので、お腹がいっぱいになった。デザートのヤギの乳で作られたチーズケーキは濃厚だった。
カモミールベースのお茶を頂いてから、Bさんが私たちを家まで送ってくれた。