なんてことは毎日なのだが、暮らしている家の床が抜けて落ちた夢を見て、目が覚めてから眠れないのである。右側の乳房に乳腺炎の徴候を感じるので、搾乳をしながらこれをしたためている。
瑞麗さんはまだ「ダディ、マミィ、ナナ（ブリママのこと、イギリスでは『おばあちゃま』のことをそう呼ぶ）、ちち（授乳のこと）、ポンポン、ボール、わんわん」くらいしか話さないが、こちらの言っていることは驚くほど理解するようになった。私は毎朝ブリブリと龍玖が家を出た後にシャワーを浴びている。瑞麗もバスルームに一緒に入り、私が体を洗ったり髪を洗ったりしている間、バスタブの横でおもちゃで遊んだり、いないないばあを私をして過ごす。いつもバスルームに行く前に瑞麗に「今からシャワーをするね。」と声をかける。すると彼女は髪を洗う真似をしながら先にバスルームに入っていくのである。眠そうな時には「ねんねする？」と尋ねると人さし指を口の前にもってきて「しー」と言ってから首をかしげて寝る真似をする。大好きなヨーグルトを「ヨーグルト食べる？」と聞くと、嬉しそうに冷蔵庫の方へ駆け寄って行く。外出する時は帽子、ソックス、靴を玄関に置いてやり、「おでかけするよ。」と言うと、これまた嬉しそうに帽子やソックスを一生懸命履こうとする。鍵が大好きなので、家を施錠するところを彼女を片手にだっこして見せてから、鍵を渡してあげる。たまに彼女にも鍵穴に鍵を差し込ませたりすると非常に喜んでくれる。朝瑞麗さんが目が覚めたら、私たちのベッドの横に置いてあるベビーベッドから出してあげ、ベッドの上で横になりながら授乳をする。ベッドに寝かしてあげるととても嬉しそうに手足をばたばたしてくれるのを見るのがとても楽しい。
