lulu_batailleの日記

日々起こった事、思った事を記していきます。

龍玖と瑞麗のこと

龍玖は段々と扱いが難しくなってきた。どう叱っていいのか戸惑ってしまうことがよくある。私だったら叱る状況でもブリママでは寛容であることがあることがよく起こる(その反対はあまりないのだが)。矛盾した態度を取る事が一番子供に良くないとよく聞くのだが、今の状況でそれを無くすことは至難の業である。

私が叱ると龍玖はすぐにブリママに電話をする。だいたいは彼女が龍玖に「マミーにお手柔らかに、と言いなさい。」と言うのがだいたいのパターンである。

龍玖は水が恐いので顔を濡らすことを極端に嫌がる。日中日焼け止めを塗っているので、夜お風呂に入った時も、入らない時も顔にお湯を掛けて洗い落とすようにしている。もうすぐ6歳だし、そろそろ水に慣らせたいのでやっているのだが、龍玖は気に入らずいつも文句を言われる。彼はブリママに電話をしてその旨伝えると、ブリママは龍玖を通して遠回しに「嫌ならやらなくてもいい。」と言ってくる。それが何回もあった。

とにかくブリママがこう言ったからしなくていい、という場面がよくあるのである。私は宿題、ピアノの練習など彼の嫌な事ばかりやらせるおばさんくらいにしか思っていないのか、と思う時もある。先日「龍玖にナイスにしないとあなたのことを『継母』と呼ぶからね。」と言われた。かなりショックを受けてしまった。

たまに龍玖のことを考えていると悲しくなり、いっそのことブリママに情操面、教育面は一切任せ、私は彼のためにただ衣食住を整える人間として存在すればよいのではないか、と考えたりすることがある。ブリブリもブリ姉もまっすぐに育っているから、ブリママの教育法はきっと正しいのだろう。そのことに基づいて、彼女自身も自信を持っておられる。私にはあまり自信がない。

瑞麗さんはまだ3歳前なので判断するには早いかもしれないが、私は楽観的に見ている。

よく二人目は扱い慣れているので楽、と言われる。瑞麗はそれだけでなく、とても世話をしやすい、若しくはしたくなる性格をしている。プリスクールでも人気者で年長の子供達にとてもかわいがられているらしい。朝の送り迎えの時でもにこにこしていて、帰りのバス待ちをしている時、気軽に知らない人のところへ行き、「あなたの靴素敵ね、私好きよ。」と話しかけたりする。

昨日の帰りの電車の中で、瑞麗は近くにいたおじさんに「これでハロウィンのキャンディを買いなさい。」と1ドル札をもらった。家に帰り、彼女は貯金箱にその1ドルを入れて嬉しそうだった。

瑞麗はとにかくいつも楽しそうなので、心が和まされるのである。幸運なことだと思う。