妹と何回か行こうと試みたのだが挫折していた。きっとたどり着けることは事はないのかもしれない、と思っていた。
瑞麗さんがお世話になっている、ベビーシッターのBちゃんのお母さんがそこでパンを買っている、とブリブリから聞いていた。瑞麗さんを迎えに行った時に場所を訊ねたら、「それでは一度、一緒に行きましょう。」と言ってくれた。
約束の１２時にBちゃん宅へ自転車で向かう。家のベルを鳴らすとBちゃんママが出て来た。一旦家の中へ戻り自転車を出して来た。彼女が先に走り、私は後を着いて行った。Bちゃんのお母さんは背が高く、全身黒ずくめで髪も長くて黒い。彼女が自転車を跳ばしていると、道行く人が飛び去るように道を開けてくれる。その様子を後ろから観ているのは楽しかった。
自転車を走らせて２０分ほどではちはちInfinity Cafeへ到着した。お店の引き戸を開ける時、感動で胸がいっぱいになった。
