１０時きっかりに「かみ添」さんが襖の納品に来られた。イメージしていた以上の唐紙の出来映えに胸が高鳴った。ずっと眺めていても飽きがこない。これを毎日眺めながら制作（本当にしますよ）出来るなんて…。幸せです。
そして最終チェックが行われた。左官屋さんが細かいところを直してくれた。２階の子供部屋に手すりを付けてもらったのだが、それがなかなかの出来映えで感心した。建設会社の私たちの家の担当の人のデザインらしい。
午後１時半頃、兵働さんが本棚と机を納品しに来られた。２階の机と本棚はぴったりだった。１階の本棚は寸法通りきっちり作ってくださったのだが、家の方に構造上やむなく補強された部分があり、本棚が通らなくなってしまっていて、修正をしなければいないことが判明した。とても申し訳ない気持ちになった。
今日は午前１０時から午後３時まで現場にいた。時間が経つにつれて光の入り方がどんどん変わって行くのをゆっくり眺めた。町家なのに採光の工夫がいたるところに施されている。建築士さんの英知の賜物である。光の角度で空間の表情が変わって行く。
こんな空間を作る事が出来る日本人ってすごい、と思った。
