私は餅も苦手なので、正月は餅を最小限しか買わない。昨日龍玖と電気屋さんへ行く途中、和菓子屋の前を通った。近くへ行くと毎回饅頭を買って欲しい、と言われるのが、今回も同じく和菓子をひとつ買うことになった。嬉しそうにショーケースの中を見て、ぜんざいが食べたい、と言った。ぜんざいは出来立ての方がおいしいから、今食べられる饅頭にしなさい、と言い、そうした。
母は鏡開きの日にぜんざいを作り、家の会社の人にふるまう。包丁では間に合わず、大きな鏡餅をカナヅチで割って小さくしていた。その粉砕された餅の姿がちょっとグロテスクで好きにはなれなかった。
にらみ鯛は２日は誕生日だから、にらみなさい、と言われ食事中ずっと目の前に置かれた。その頃魚が苦手だったので、ずっと視界に入ってくるのは苦痛だった。
他にも理由があり、お正月は好きではない。それはいずれも自分勝手な理由からなのだけど…。
