lulu_batailleの日記

日々起こった事、思った事を記していきます。

土蜘蛛

文化庁主催「さわってみよう 能の世界!」という催し物が京都観世会館であった。京都市内の小学生が能楽の踊りや楽器を体験出来、能楽を見学出来るという素晴らしい企画である。龍玖は去年抽選に当たり、体験と見学をした。応募用紙が1枚しかなかったので、今年は瑞麗さんの名前で応募した。抽選に漏れてしまい体験は出来なかったが、お能は鑑賞させてもらう事が出来るという返事が来た。演目が「土蜘蛛」という事で私はとても楽しみにしていた。

鑑賞のみの子どもと父兄は2階席に案内された。合計30人くらいだった。時間きっかりに説明が始まり、続いて「土蜘蛛」が上演された。最初の15分間は殆ど語りだったせいか、居眠りをしている人がたくさんいた。子ども達は興味深そうに観ていた。クライマックスの土蜘蛛が糸を投げるシーンでみなさんビックリして起きていた。

土蜘蛛が投げていた糸は和紙で作られていて、美しく幽玄な世界を醸し出していた。華やかで子ども達に見せるに適した演目だと思ったが、瑞麗さんは退屈で死にそうだった、と言っていた。