瑞麗さんをアトリエの附属の施設で５時まで遊ばせた後、画材店へ向かった。パリの西の果てから北東にある店まで１時間かかった。アトリエで使うチャコールと銅板がとても安いので欲張って大中小合わせて１２枚購入した。指がちぎれそうになりながら荷物を抱えて店を出た。途中２人ともトイレに行きたくなり、イタリアンレストランでトイレを借りた。瑞麗さんがパスタが食べたい、いうのでそのまま夕食を摂ることにした。瑞麗さんはずっと食べたかったクリームソースのパスタを食べられたので満足そうだった。彼女は食後にライムシャーベットを食べていた。お店の女性が瑞麗さんのフランス語を現地人のようだ、とすごく褒めてくれた。
また重い思いをしながら地下鉄へ乗った。乗り換え駅の直前で乗車券のチェックをするauditerたちがやって来た。乗車券を掲示出来ないと４５ユーロの罰金になるらしく、アメリカ人らしき人が払わされていた。そんな騒ぎで乗換駅を通りすぎてしまい、また一駅戻った。アパートメントへ戻った時には既に９時になっていた。瑞麗さんは１０時前にベッドに入った。私も疲れていたので一緒に寝入ってしまった。
