かねてから憧れていたCafe Pushkinへ行った。小さな店内で、食事は６人が座れる小さなカウンター席のみだった。サモワールのお茶が飲めたらいいな、と思っていたが、非常に混んでいたので止した。ケーキとピロシキを購入した。お姉さんはピロシキを暖めて渡してくれた。建物の外へ出て瑞麗さんと２人でそのピロシキを食べた。手のひらにすっぽり入ってしまうくらい小さな焼きピロシキだった。けげんそうに口に入れた瑞麗さんだったが、その美味しさに感動していた。ケーキを振り回さないように持って帰った。
アパートメントに戻り、夕食に瑞麗さんにはチーズパスタ、自分には卵チャーハンと味噌汁を作って食べた。お楽しみのケーキを、と開けたらケーキたちは原型をとどめていなかった。ミルフィーユは雪崩を起こしたようになっていたので重ね直した。瑞麗さんのバラの花びらをまとったムースは楕円形になっていたが、修復不可能だったのでそのまま出した。それでも美味しかったそうである。
