LちゃんママのYさんがショーンベルクを聴いて、自分自身の音楽の方向性を悟ったそうである。それで、フランスへ国費留学した際、ショーンベルクの演奏を得意としていた先生についた。そのYさんに何を聴けば良いか訊ねたら、「月に憑かれたピエロ」を薦められた。YouTubeで聴いてみた。嫌いではないのだが、聴きにくい。ものすごく不安になるのである。何も手につかなくなるので、何かやりながら聴くというのは不可能だ、と思った。じっくり聴くべき音楽なのだろう。
Wさんが作ったNOSTOCの音楽が聴けなくなってしまった。薬の離脱症状で辛かった時期に繰り返し聴いていたせいである。たくさん聴かなければ良かった、と後悔している。
