龍玖の帰りが遅くなってしまったので、ピアノの先生に電話を入れ、レッスンの日を替えてもらった。区役所へ行き瑞麗さんの戸籍抄本の写しを取った。家へ戻り恵方巻きの具材を作り始めた。家人がかんぴょうを洗い塩揉みしているのを見て、「回虫みたいだね。」とニコニコしながら言っていた。高野豆腐を煮始めたところで一旦火を止め、瑞麗さんを塾へ迎えに行った。
龍玖が一緒に来てくれたので、自転車置き場へ瑞麗さんを連れて行ってもらった。家へ着くと既に７時を過ぎていた。
７時半頃具材が出来上がったので、並べて各自自分の分を巻いた。今年は「西南西」がその方角だった。ちょうどそっちの方角に父が描いた絵が飾ってあり、そのポートレートを眺めながら食べた。結構美味しく出来たので嬉しかった。
