lulu_batailleの日記

日々起こった事、思った事を記していきます。

音楽鑑賞をする

LちゃんママのYさんのリサイタルへ行ってきた。
音楽鑑賞はロンドンのSouth Bank Centreで聴いた「マタイ受難曲」以来である。帰国前から楽しみにしていた。
ホールに入るとLちゃんがいた。LちゃんパパのEさんに挨拶をしていたらYちゃんが入ってきた。
一番の前の席に座り、取り留めのない話をしていたら、会場内が急に静かになったので私たちも話をやめた。
YさんのL'(im)mobileの演奏が徐に始まった。ピアノを弾くYさんの横で、弦楽器のピアノをパーカッショニストの女性が打楽器のように演奏していた。緊張感のあるそれでいて心地よい曲だった。
2曲目はソプラノソロだった。フランス語を話す時に使用する発声法が網羅されていたり、舌打ちが入っていたりして面白い曲だな、と思った。
3曲目はクラリネットマリンバの曲だった。こちらは独特のリズムを持った曲で聴いていて楽しかった。
4曲目はYさんの「Evryali」だった。Yさんからメールで曲目を聞いてから、YouTubeで数回この曲を聴いていた。鍵盤の上から下まで使う、かなり動きの激しい曲だが、ふわっとしたり堰を切ったように流れる音が、とても耳に心地よく感じた。
ラストの5曲目はソプラノとクラリネット、パーカッションによる、7部構成になったテアトル仕様の曲だった。1曲終わるたびに幕となり、次は何が来るのだろう、とワクワクしながら聴いていた。
11月に京都芸術センターで大きなリサイタルを開かれるそうである。恐らく私も11月頭にはこちらに帰って来ていると思うので、是非聴きに行きたいと思っている。
長い交響曲を聴いた後のような倦怠感がない、余韻を楽しめるリサイタルだった。