lulu_batailleの日記

日々起こった事、思った事を記していきます。

at Anteroom

外見もそうだが、内装もここはアメリカだ、と言われても信じてしまいそうな造りだった。
入ってすぐ左手にギャラリースペースがあった。奥に行くと低いソファーがあり、目の前にパネルが建てられ、作品がいくつか展示されていた。横に設置されたスピーカーからはこの展覧会のために作られた音楽が流れていた。さらに奥には彼の詩が日本語と英語訳で展示されていた。ペインティングよりもドローイングの方が興味深かった。
ボクシングデースペシャルということで、グーラッシュとオートミールがあった。Yさんと私はグーラッシュとジンジャーエールをそれぞれ注文した。グーラッシュは久しぶりだったのでとても嬉しかった。これに白パン若しくはポテトダンプリングが付いていたら完璧だったのにな、と思った。
午後7時半にトークショーは始まった。面白くなる要素はたくさんあったのに、仕切りが全くダメで唖然とした。こんなグダグダのトークショーは初めてだった。途中だるくなってしまい居眠りをしてしまった。
トークショーが終わってからYさんと、ベルリンでもお会いしたYさんの友人である作家のNさん、伝統芸能の家元であるSさん、そして映像作家の方々とお話しをした。途中から知らない男性が、中盤にメインのTさんが少しだけ会話に加わった。囁くように話をされるため、聞き取るのが少し難しかった。
午後11時頃にお開きになった。帰りは以前Yさんが自転車を九条にあるお店で購入した時に、通ったという通路を使ってJR京都駅を横断した。とても細い通路で面白かった。反対側に出てきてからは烏丸通をひたすら北上した。トークショーと後の会話で出てきたトピックについてYさんと話しながら自転車を走らせた。会話に夢中になっていたせいか、帰り道はとても早く感じた。

今出川でYさんと分かれた。家にたどり着くまで作家のTさんの作品や、トークショーでは全く有効的に使われなかった、作り込まれたスライドのページに書かれていた言葉を咀嚼していた。
帰宅しても興奮状態で、午前2時半を過ぎても眠れなかった。Yさんとお揃いで購入した、展覧会記念として作られたバッグを袋から取り出した。ここに作家のTさんが描いたドローイングが印刷されている。端的に作者自身が表現されていると思う。
暫くの間眺めてから眠りについた。