これは19日日曜日のことです。
河井寛次郎記念館へ行ってきた。散々人に訪ねるように薦めていたので、一度は来ないと、と思っていた。堺へ戻る途中に妹にお願いをして立ち寄って貰った。
仕事場兼住居として使われていた建物をそのまま保存し一般公開されている。窯を見たかったので先に中庭へ向かった。小さな窯がひとつ、中位の窯がひとつあった。それらを通り過ぎると、巨大な登り窯が現れた。
そのスケールの大きさに衝撃を受けた。当時は賑わっている通りからは少し離れていたのだろうけれど、それでも京都の東山にこんな大きな窯がそれも個人宅にあったなんて凄すぎる。母も備前焼の窯元を見学したことがあるが、そこの登り窯より数倍大きい、と言っていた。佇まいが遺跡のようだった。釉薬がかかりそのまま焼かれた石が窯に紛れ込んでいた。