lulu_batailleの日記

日々起こった事、思った事を記していきます。

「百鬼夜行絵巻をよむ」を借りる

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昨日図書館へ予約していた本を取りに行った。今日は週末でしかも学校の夏休みが始まってすぐの週末だったため、館内はかなり混雑していた。順番を待っている間、カウンターの周辺に設置されている「夏のおすすめの本」コーナーを覗いていた。カウンターの上に置かれていた小さなコーナーに、妖怪関係の本が数冊展示されていた。興味を惹かれた本があったので一冊借りることにした。

鬼灯の冷徹」と言うマンガをレンタルコミックで借りて読み続けている。食べ物関係以外で新刊が出るのを一番楽しみにしているコミックである。お話の中で絵巻物に出ている妖怪が沢山登場する。「朧車」が私の好きな妖怪なのだが、「百鬼夜行絵巻」にも出てくる。マンガ版はちょっと怖そうな顔をしているけれど、「百鬼夜行絵巻」では結構可愛い。朧車だけでなく、どの登場人物(妖怪)も鳥獣戯画のようなおかしみと愛らしさがある。

去年観た春画展でも百鬼夜行絵巻の一部が展示されていた。器物の妖怪がやはりコミカルで面白かった。この本では伊藤若冲の「付喪神」という作品について語られている。やはり器物の妖怪が不思議なコンポジションで描かれている絵である。ちょうど今年は伊藤若冲生誕300周年ということで展覧会が開かれている。特に興味は無かったのだけど、細見美術館へ観に行ってみようかな、と思い始めた。