lulu_batailleの日記

日々起こった事、思った事を記していきます。

Yさん家で夕食を頂く

金曜日も公共機関は無料だった。パリの大気汚染はかなり深刻だそうで、郊外から市内に入る車の数を減らす試みは来週始めも続くそうである。

Yさん家のダイニングテーブルには白いクロスがかけられ、初めてお伺いした時は絵の道具が乗っていたサイドテーブルには、美味しいおつまみが乗っていた。ピザが沢山あるから、あまり食べ過ぎないように、とYさんに言われたので、控えめにチップスを食べた。D君と龍玖、瑞麗さんはD君の部屋へ行き、私たちはダイニングでお話しをした。1時間後、美味しそうなピザが運ばれてきた。イタリア式の、ソースが殆ど乗っていない、上品な美しいピザだった。私はトマトソースがたっぷりのピザは好きではないので、喜んで食べた。

4回目のピザが運ばれてきた後、ご主人のAさんが席に着かれた。ダブリン出身だけど、アイルランドを長らく離れて暮らされているので、すごく強いアクセントはなく、聞きやすかった。Yさんに日本文化会館とフリーペーパーを発行している機関にある図書館について教えて貰った。結構面白い本が文化会館ではない方にあるそうである。

Yさんが今読んでいる本を見せて貰った。それから帰りに彼女の本棚も少し拝見した。一貫した志向が感じられた。各部屋にYさんの作品が飾られていた。以前拝見したシリーズの写真とともに、水彩画もあった。一番印象的だったのは、ご主人の知り合いという、年配の女性が2人、家の玄関で微笑みながら立っている写真だった。「ただのスナップ写真ですよ。」とおっしゃっていたが、愛情が感じられた。そのアングルが私の好きなDiane Arbusの写真を思い起こさせた(といっても、2人のSubject Matterが、という意味ではない)。

D君の部屋も本が沢山並んでいた。

f:id:lulu_bataille:20161211160510j:image

物で溢れている印象だったけれど、居心地が良さそうだった。そして暖かくて彼の人柄を思わせるような雰囲気で好きだった。

f:id:lulu_bataille:20161211160357j:image

楽しい夜だった。