lulu_batailleの日記

日々起こった事、思った事を記していきます。

瑞麗さんのクラスシーン

瑞麗さんの学校では、中食は全員給食を食べることになっている。種類も豊富で美味しく、特にクスクスは絶品らしい。あんまり「美味しい。」と言われるので、こっそりジップロックに入れて持って帰ってくれないか、と頼んでみたことがある。年に1回ずつ各国の料理が出る日があり、メキシコ、中国、日本、韓国などが既に振舞われた。日本料理の日の時は、瑞麗さんは胸をときめかせ、意気揚々とカフェテリアへ向かった。ずらりと並んだ春巻き、チャーハン、鶏肉の炒め物の前で料理人の女性に「あらあなたは日本人?じゃあ『你好』!」と声をかけられ脱力したらしい。どれも味はまあまあだったけれど、なぜか中華料理の日はすごく美味しかったそうである。
日曜日の誕生日パーティーの日、瑞麗さんがお腹が空いた時のためにおにぎりを多めに持たせた。友達のお母さんが瑞麗さんの同意を得た上で、それをビュッフェに置いた。しばらくして、瑞麗さんがおにぎりを食べにビュッフェに行ったらもう残っていなかったそうである。仲良しの友人にそのことを言ったら「私が2つ食べちゃった。ごめんね、でも美味しかったよ。」と申し訳なさそうに言われたらしい。彼女には日頃から実家の昆布やお菓子をよくおすそ分けしている。「私は日本は中国の一部だと思っていたけれど、全然違う国なんだね。誤解していてごめんなさい。」と謝られたらしい。
瑞麗さんのクラスではBABYMETALが好きな男の子グループがいて、ある日「ヘドバンギャー‼」を歌っていた。歌詞をごまかして歌っているので、瑞麗さんが「こう歌うんだよ。」と教えたら「どうして知っているんだ?」と訊かれ「そりゃあ日本のグループだもの。」と答えたら改めて納得したとのこと。日本の文化が、何かとカッコ良いと捉えられているようで、それはフランス人学校だからなのか、ロンドンだからなのか少し興味が湧いた。