lulu_batailleの日記

日々起こった事、思った事を記していきます。

Nymphéas

モネの晩年の作品は主にアトリエ内で描かれていた。
彼の生涯について詳しく知る前は、その理由に、家族を失ったことや大戦を経て、精神的に大きな変化があり、その理由で内的なものを表現するようになり、観るべき対象はいらなくなったのだろう、と考えていた。
彼は1910年代前半から白内障を患っていたそうである。そのこともあり、室内で制作をするようになったのかもしれない。Wikipediaに載っている彼についての記事の中で、彼の晩年の作品の中で、青が強調して描かれているのは、そのことが彼の色覚に影響を及ぼしていたのではないか、という記述があった。
そのことを踏まえて鑑賞するとそうかもしれない、と思う。
私は晩年の作品の方により惹かれている。