Fondation Louis Vuittonで開催されている展覧会を観に行った。
Sergei Shchukinというロシアの美術収集家のコレクションを展示している。すごく評判が高く、会期が伸びていた。ロシア国外でそれらのコレクションが公開されるのは初めてだそうである。
ここの美術館に来るのは初めてだけど、アメリカにある他のFrank Gehryが設計した美術館に行った事があるせいか、前に来た事があるような印象を受けた。膨大な数の印象派の作家のコレクションで有名だそうである。かなりの数のゴーギャンとマティスの作品が展示されていた。最上階には構造主義のロシア人の作品が主に展示されていたが、美術館内は混雑していたにも関わらず、人はまばらだった。
１つだけロートレックの、それもカードボードに描かれた作品があった。素描かと思われる絵だが、コレクションの中では異色で、そして存在感があった。相変わらず黒の使い方が素晴らしい、と思った。
マティスの "Red Room ( Harmony in Red )" が展示されていた。結構大きい作品だった。
著名な作家の作品が沢山あり、国外ではあまり知られてない作家の作品でも良いものがあった。でも、前評判を聞いて期待をしすぎてしまったのか、あまり印象には残らない展覧会だった。彼のコレクションと同じく個人収集家のコレクションだったら、Leopold Museum（今は法人になっているが）の方が断然好きである。
