ずっと行きたかったのだが、きっかけがなかった。Palais de Tokyoへ行く前に立ち寄ることにした。
入り口がとても目立たないので、本当にここで良いのか、と係員の人に訊ねたら当たっていた。入場料を払って入り口の階段を降りた。
ちなみにこれは出口である。
先に見学者の団体が2グループいた。その間を抜けて一人で地図を見ながら歩き回った。
誰もいないところを歩いている時は少し緊張した。
壁が浸蝕されて、Anselm Kieferの絵みたいで綺麗だった。
本物の下水道なので水とともに枯葉などが一緒に流れているのが見える。
パリ市内に張り巡らされている下水道は延べ全長2400kmだそうである。
お土産コーナーではネズミのぬいぐるみや、下水道のロゴをあしらったキーホルダーなどが売られていた。あまり活気はなさそうだった。
まだ3月なので、下水道のにおいは耐えられないほどではなかったけれど、夏はかなり凄いらしい。ネズミも博物館内をよく走っているそうである。
思っていたより清潔感のある空間だった。