lulu_batailleの日記

日々起こった事、思った事を記していきます。

職場の人とFeliz Maltoへ行く

昨日の話である。

終業10分前に同じ歳の同僚を名指しで電話が掛かって来た。数週間前にやはり終業前に電話をかけて来られた時と同じお客さんだった。複雑な予約を沢山依頼した方で、1時間予約について電話で話し、その後さらに30分間、予約票と予約を制作するのに費やしておられた。その同僚がお休みの日に、敬語が話せない人が応対し、かなり怒らせてしまったらしく、お怒りのお言葉をFAXで頂いた。そのお客さんは、もうその同僚としか話さないようにされているらしい。

そんな訳で終業時間である午後5時を過ぎても、一所懸命予約処理をしておられた。私は着替えて帰ろうとしている時に、上司が同僚に「お2人とこれから食事とお酒を何処かでご一緒いたしましょう。」と誘われた、と更衣室に言いに来てくれた。私は快諾し、彼女の仕事が終わるまで更衣室でロッカーの片付けをした。

午後5時半頃、上司と私たち2人は職場を出て、綾小路通を東へ向かって歩いて行った。美味しいお店に詳しい同僚のお勧めのお店を数件当たったが、どこも満席だった。少し下がりましょう、と2本先まで下がると、お味噌のテイスティングをしているお店があった。上司がここにしましょう、と仰ったので、そちらに入ることになった。

1階はカウンターのみで、私たちは3人なので、2階にあるテーブル席へ通された。4畳半の部屋に4人掛けのテーブルが2つ並べられていた。設えは元々の雰囲気をそのまま残しており、雰囲気はとても良かった。

働いている人がお若く、慣れていない印象を受けた。食べ物はあんまりかも、と思っていた。

お味噌のテイスティングは味噌の量が少な過ぎて味がよく判らなかった。ちょっとがっかりしているところへ、お刺身の盛り合わせが出て来た。

鰊と金目鯛のお刺身がとても美味しかった。私以外のお二人は料理を肴にして日本酒を飲んでおられた。鯛のわたの塩漬けが出て来たところで、白ご飯で食べたくて仕方なくなり、ご飯を頼ませて貰った。

暫くして土鍋を持って来られて、私たちのテーブルの側で、炊きたてのご飯を見せてくれた。蓋を開けた時にふわっと湯気が出て、美味しいそうな匂いをその場に残した。一旦キッチンに戻り、ご飯を3つによそい分けて、お漬物と一緒に持って来てくれた。

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大事に取っておいた鴨のローストと公魚の天麩羅、鯛のわたの塩漬けでご飯を頂いた。とても美味しかった。

上司とは殆ど個人的な話をした事がなかった。打ち解けるまで時間がかかる、と聞いていたが、本当に冗談を言えるようになるまで1年かかった。他の社員さんたちが、彼は珍獣だと思って付き合えばいいよ、と仰っていたけれど、その意味がなんとなく分かる気がした。

新しく入って来られた一番上の人は物凄く評判が悪い。私は興味のない人は本当にどうでも良いので、オフィスで作業をしていても気にならないけれど、一番上の人の言動に耐えられない、と言って、殆どの人が出来るだけフロントで仕事をするようになった。それはそれで良い事かもしれない。

午後9時頃にお店を出た。とても楽しい夜だった。