一緒に研修に入っている人は水曜日に体調を崩して休んでいた。
木曜日、金曜日は全く違う内容の研修をそれぞれ受けた。
研修の内容は昨日と良く似ていたが、違う科目を担当した。
アシストする先生も今日は変わった。先生に寄ってはこんなに変わるんだ、
と驚いたのだった。
今日は気難しい子供が数人いて、言う事をきいて貰えず苦労した。
凄く可愛らしい顔をした女の子は、自分の好みの色の椅子に座れないと、
全く授業に参加しない。月水金と担当したけれど、好きな色の椅子以外は
絶対に座らなかった。昨日アシストした担当の先生は子供達にあだ名をつけて
呼んでいたのだが、その子の呼び名は「Princess of Darkness」だった。
金曜日のみやって来る女の子は去年の暮れに妹が生まれたせいか、
幼児返りをしているそうで、
気が向かない時は徹底的に全てを無視していた。
最後の授業で図形を勉強したのだけど、その時は楽しそうに
参加してくれたので嬉しかった。
習ったばかりのアルファベットをノートに練習していて、気に入った言葉を
書き連ねていた。私の名札を貸して欲しい、と言われて渡したら、
私の名前をノートに写していた。
3、4歳児の昼食の時間中は、毎日一緒のテーブルに座っていた。
みんなにこにこしながらご飯を食べていた。
食事中は音楽をかけるように言われていたので、
いつも授業で使っている音楽をかけると、歌い出してご飯を
食べてくれなかったので、今日はカーペンターズをかけた。
3日間担当した女の子たちの一人が、授業が終わった後の遊びの時間で
自分のファイルに貼ってあった沢山のシールを見せてくれた。
「先生は名札にシールが何も貼っていないんだね。私のを一つ分けてあげる。」
と言って私に選ばせてくれた。熊のシールを選んだら、小さなハートの
シールもつけてくれた。
「剥がしちゃダメだよ。」と言われた。
5日間楽しかった。