久しぶりに来訪した。
ギャラリースペースが新しく設置されていた。
その為、ソファーは無くなっていたので少し残念だった。
Dürerの作品集を購入した。
Dürer's Rhinocerosが載っていたので、ちょっと心が弾んだ。
見たかったHans Bellmerのエッチングは無くなっていた。
お支払いする時に所在を訊ねたら、壁に掛けて間も無く売れた、とおっしゃっていた。
凄く落ち込んだ。
初代店主の奥様に他のBellmerの作品の所在を訊ねた。
Bellmerの蒐集家のお知り合いがいて、
その方が所有しているエッチングの中で、手放す事にした作品を
アスタルテ書房で販売しているそうである。
私もBellmerのエッチングが欲しい、と思っているけれど
中々市場に出回らないですよね、
とお話ししたら、その蒐集家に聞いてみましょうか、
とおっしゃってくださったので、連絡先をお渡しした。
帰宅して暫くして連絡があり、1作品手放しても良いと言う事で
アスタルテ書房まで送付してくださる事になった。
来週末に届くそうなので、再来週の週末に
観に行くつもりである。
同じ場所にはモローのエッチングが飾られていた。
とても美しい、描きこまれた素晴らしい作品だった。
かなり惹かれたけれど、どちらか一つと言われたら、
私はやっぱりベルメールが欲しいのである。
全然誰の作品も購入するつもりはなかったのだけど、
これから何が起こるかも分からないのだから、
大好きなものや作品に囲まれて、自分も制作をして後悔のない様に
暮らしていこう、と今日決めたのだった。