lulu_batailleの日記

日々起こった事、思った事を記していきます。

忙しかった日

午後7時からSDと取締役、SDのトレーナー、私、同僚、そして私たちのトレーナーでミーティングが予定されていた。SDのトレーナーが木曜日にこっそり私と同僚のところへ来て、SDについてどう思っているのか訊ねられた。ありのままの現状を伝えたら、取締役も読んで話し合う機会を設けよう、とおっしゃったのである。

それに向けて、その日の新幹線で東京へ戻る事になっていた私たちのトレーナーも、ミーティングに参加するため、出勤時間を午後12時から8時に変更された。授業の準備をして、昼食時にパートタイムのAさんに頼んで買って来て貰った、焼きドーナツを皆で食べた。

昼食後、トレーナーから最後のfeed backがあった。木曜日の授業を見た感想を述べられ、また泣いてしまった。Aさんが作ってくれた色紙にメッセージをそれぞれの休み時間に書き込んだ。

帰りのバスの添乗の業務が同僚と私にそれぞれ入っていた。私はバスの運転手さんと1号車、同僚はSDの運転する2号車に2人の子供たちと乗り込んだ。バスの車内では日本語を話す事が出来るので、子供たちと沢山話をした。クラスではまだあまり話してくれない子もいっぱい話してくれるので楽しかった。

ドロップオフする場所に到着した。お母様らしき女性が自転車で来られたので、私も降りたら「娘はどこですか。バスに乗っていない様ですが。」と言われた。その時初めて乗せる子を間違えた事に気づいた。バスの運転手さんが電話を入れてくれて、もう一人の子を先に送る事になった。乗せてくる筈だった女の子のお母様にお詫びをした。怒ってはいないけれど、月曜日に娘を送りに来た際に、今回の事が起こった原因と再発を起こさないための対策をどの様に取られるのか教えてください。と言われた。

急いでもう一人の男の子のドロップオフ場所へ向かった。お母様に遅れたお詫びをして、その日に行われた授業内容と彼の授業中の様子をお話しした。次に女の子の家へ向かった。同じ様にお詫びをして彼女の様子をお知らせした。

午後7時には教室へ戻る予定だったのが、大幅に遅れて午後7時半を過ぎていた。SDのトレーナーに叱られる事を覚悟していたけれど、にこやかに迎えてくださり、何も言われなかった。同僚は目を真っ赤にしながらトレーナーからfeed backを貰っていた。

午後7時前に来ておられていた取締役を交えて、程なくミーティングが始まった。同僚から今まであった事を話した。自分の番になったので、「私は仕事も尊敬も出来ない人の不手際を補いながら、自分の仕事もこなし、そしてそれらはみんな彼のクレジットになっている。」と言う事を考えながら話し始めた。近所の小学校の販促をしに行った時の、C先生のプロフェッショナルな仕事に対する姿勢と、双極にいるSDの無能さを思い出し、気持ちが高ぶってしまい、泣いてしまった。そんな私の様子を見て同僚も涙を流していた。私たちのトレーナーも日本語で意見を述べてくれた。改善できるという様なレベルの話ではない事を言ったのだけど、SDのトレーナーはダメな旦那さんを持ったと思って育てて欲しい、という様な事を述べられていた。取締役は何も言わなかった。

午後9時近くなり、私たちのトレーナーが新幹線にの出発まで間に合わない、となったので、ミーティングを一旦止めて、トレーナーを1階まで見送りに行った。帰宅していたけれど、お子さん2人を連れて見送りに来られたAさんがトレーナに色紙を渡した。彼は受け取った時、目がウルウルしていた、と同僚は言っていた。

トレーナーが乗ったタクシーを見送ってから、ミーティングが再開した。SDのトレーナーがSDに今聞いた事を踏まえてどうするべきと思っているのか訊ねた。SDは「主語を省略しないで話さなければいけない、と思います。」と、返事をした。

SDのトレーナーが分かっていないんだね、と言う様な事を述べられていた。皆やっぱり理解できなかったか、と言う顔で黙って座っていた。

午後9時半にミーティングは終了した。何もなかった様な顔でSDはフロントに戻っていた。何も変わらないだろうな、と思っていたけど、本当にそうなので笑ってしまった。

暖簾に腕押しと言う言葉がぴったりな人、と再認識した。