近所にカフェを開くIさんから開店2周年と言うことで案内が来た。
ちょうど早番の日だしずっとご無沙汰しているので、お伺いすることにした。
帰宅後、夕食を急いで摂ってお店へ向かった。
歩いて2分掛からない場所だけれど、自転車で向かった。
お店にはお客さんが7人いた。
お菓子を一つ注文しておいた。
「『爽やか』若しくは『艶やか』のどちらかをお選びください。」
と言われた。
私は「艶やか」を選んだ。
聚洸でIさんが特注したお菓子である。
羽二重に包まれたこし餡入りのお菓子に、寒天を薄く纏わせて居るそうである。
寒天を絡ませる際に熱が加わり、羽二重の餅が更にしっとりしました、とのこと。
私が居る間に更に3人来られたので、お菓子とコーヒーを頂いてすぐ
お暇した。
瑞麗さんが学校から帰宅道中にお店の前を通るらしく、
その度にIさんは大きく手を降るのだが、それを受けて瑞麗さんは、
早くその手を降ろしてほしい、といった程で
とても小さく手を上げる、と言っておられた。
帰宅して暫くして今日は「菊の節句」でもあったことを思い出した。
綺麗な菊があったら飾ろう、と思いたち、近所のスーパーへ向かった。
王道の菊は色々あったけれど、元々あまり好きな花では無いので、
まあ良いかも、と思える「ポンポン菊」と言われる菊を一輪だけ購入した。
家で良く眺めたら、枯れそうな雰囲気だったが、
水きりを何度もしたら元気になった。
重陽の節句は今では忘れられがちだけど、昔は最も盛んだった行事だったそうである。
来年からは菊を生けたり、茄子を料理したりして
楽しんでみよう、と思った。