一年以上前、ピアニストのYさんから教えて貰ったお店にずっと行きたいと思っていた。漸く念願叶う事となった。
今回は自転車に乗った。はちはちへ取り置きして貰っていた、ライ麦パンとカンパーニュを取りに行ってから向かった。 緩やかな坂がずっと続いているので、たどり着いた時にはぐったりしていた。
Yさんは先に到着して大きな円台のあるテーブルの席に着いていた。
お店に入った時にはYさん以外にはお客さんはいなかった。
コーヒー又はお茶には小さなお菓子がついている。Yさんは寒天を固めたお菓子、私はsignatureのお菓子である遠月を頼んだ。
お店の中は想像していた程大きくはなかったけれど、天井が広々としていた。庭に面した大きな窓から庭の様子が見られた。
夜になると、所々に置かれた蝋燭に火が灯されるそうである。この場所はパーティーなどの催し物にも使われている。2階部分は宿泊出来る様になっているのではないか、とYさんが言っていた。
さりげなく様々な年代の国内外から集められた家具や小物があしらわれていた。
心地良い空間だった。